前置きはさておき、本体をチェックしていこう。ボディはアルミニウム製。ブラックをベースに側面にシルバーをあしらったというデザインは、ノート型Macとあわせて使うのにピッタリなスタイリッシュさだ。
My Passport Proの4Tバイトモデルは、実際に持ってみると分かるが、2.5インチHDDとしては破格の厚さ(44.2ミリ)と重さ(720グラム)だ。iPad AirのWi-Fi+Cellularモデルでも478グラムなので、カバンに入れるとずしりとくる。
しかし、同じウェスタンデジタルの製品でRAID対応のデスクトップ向け製品「My Book Thunderbolt Duo」の4Tバイトモデルを見てみると、本体サイズが99(幅)×157(奥行き)×165(高さ)ミリで、重量が2150グラムほど。同じ容量で比べるとかなり持ち運びやすいことが分かる。
内蔵しているディスクをチェックしたところ、省電力・静音仕様をうたうWD Greenシリーズの「WD20NPVX」だった。ディスクの仕様は、インタフェースがSATA 3.0(6Gbps)、内部転送レートが135Mバイト/秒、キャッシュが8Mバイトだ。
使い始める際は、まずOS Xに付属するディスク管理ツール「ディスクユーティリティ」でRAIDを構築しよう。2台のHDDに分散して読み書きを行うことで速度を向上させる「ストライピング」(RAID 0)か、2台のディスクに同じデータを記録することで故障に備えられる「ミラーリング」(RAID 1)が選べる。一応、2台を別々のディスクとして扱うこともできるが、RAIDが組めることがウリの製品なのでRAIDで使うべし。
気になる性能だが、Blackmagic Designの「Disck Speed Test」を利用して、まっさらな状態で計測してみたところ、ミラーリングでは書き込み/読み出しともに100Mバイト/秒前後、ストライピングではともに200Mバイト/秒前後という結果だった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.