グラフィックスカードの新製品は、ASUSTeKからGeForce GTX 780カード「STRIX-GTX780-OC-6GD5」が登場している。19日発売で、価格は8万円前後。「R.O.G.」よりも低価格なゲーミングブランド「STRIX」に属するモデルで、GPU温度が65度以上になると回転する準ファンレスの2連ファン搭載クーラーを採用している。
BUY MORE秋葉原本店は「R.O.G.だと高級すぎて手が出せないけど、ちょっと付加価値が欲しいという人にちょうどいい位置になるかなと思います」と今後の展開に期待していた。
そうした「割安なゲーミングモデル」のトレンドはマザーボードにも流れている。先週同じくASUSTeKから登場したH97マザー「H97-PRO GAMING」が典型例だ。サウンド部に「SupremeFX」を採用し、インテル製のギガビットLANチップを搭載するなどの付加価値がついて、価格は1万4000円前後となる。同店は「SLIは非対応ですが、オーバークロックせずにシングルGPUでゲームマシンを組むなら不足のない仕様だと思います」と高く評価する。
なお、H97-PRO GAMINGはASRockのH97ゲーミングマザー「H97 Performance」の対抗馬として開発されたとみる意見が多い。某ショップは「一世代前の『H87 Performance』が大ヒットしたことで、R.O.G.ブランドの高級品だけでなく、低価格なゲーミングマザーも充実させなければという流れが強まったと思います。ASUSTeKも一世代前はH85でゲーミングマザーを投入しましたが、今回は思い切り仕様が被るH97で来ました。かなり本気だと思います」と話していた。
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