先週は水冷クーラーの新製品も多かった。各ショップで目立っていたのは、サーマルティクの簡易水冷キット「Water 3.0 Ultimate」。12センチの3連ファンを搭載した長さ393ミリの巨大ラジエーターとCPUブロックのセットで、価格は2万円前後となる。
TDP 280ワットまで対応できる高い冷却能力を備えているが、長大なラジエーターのため、搭載できるケースが巨大なフルタワータイプに限られるという注意点がある。TSUKUMO eX.の検証によると、サーマルティクの「Urban T81」「Core V71」、クーラーマスター「COSMOS II」「HAF X」、コルセア「Obsidion 750D」、NZXT「Phantom 630」などで取り付けられたという。
同店は「取り付けられたケースでも、5インチベイの空きなど、内部構成を調整する必要があります。強力なのは間違いないですが、しっかり調べたうえで購入するのがいいと思います」とアドバイスしていた。
また、オリオスペックには組み立て式の水冷キットが3モデル入荷していた。EK WaterBlocksの「EK-KIT」(5万7689円)と、XSPCの「RayStorm 750 RX360 V3 WaterCooling Kit」(3万2384円)、「RayStorm D5 RX360 V3 WaterCooling Kit」(4万2666円)で、いずれも長さ400ミリ級のラジエーターとポンプ、CPUブロックがセットになっている。
同店は「別途冷却液だけ用意すれば始められるキットです。暑くなってきましたし、これを機会に本格的な水冷を組んでみるという人にはちょうどいい製品だと思いますよ」とプッシュしていた。
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