6月中旬に入荷予定が告知された通り、先週から長尾製作所のグラフィックスボード台「NB-VGA-DP01」が店頭に並んでいる。価格は2100円強(税込み、以下同)だ。
複数のショップで初回入荷分が売り切れるほどの反響があり、「グラフィックスカードを置くだけの台ですよ。いや、予想を超えてます」(某ショップ)といった驚きの声をいくつか耳にした。中には複数台をまとめ買いする人もおり、「新品のお気に入りカードを4〜5台並べるとおっしゃっていました」(オリオスペック)とも。
この反響について、パソコンSHOPアークは「ある種、PCパーツがプラモデルのように飾る対象になったというのは面白いですよね。光モノやMOD PCの延長線上にあるのかも。パーツそのものを愛でる市場が生まれたのが画期的ですよね」と驚きを持って考察する。
実際、4月には光るDDR4メモリを鑑賞するためだけのボックス「Trident Z Royal Display Box」が売り出され、それなりの売れ行きを記録しており、パーツ鑑賞アイテムという新ジャンルが確立しつつあるのは確かだ。
長尾製作所もさらなるアイテムとして、マザーボード&キーボードディスプレイ台「NB-KEYBD-DP02」とマウスディスプレイ台「NB-MOUSE-DP03」を7月上旬に投入する予定を立てている。
先行展示中のオリオスペックは「PCパーツをコレクションという動きも出てきているので、今後さまざまな“台”が人気を集める可能性は感じますね。現在でも稼働させる用と保管しておく用の2個を買っていくという人はいますし、需要の下地は割とできあがっているかもしれません」と話していた。
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