6月1日〜2日の深夜、インテルの新CPU“Haswell”こと第4世代Coreシリーズと対応マザーボードの販売イベントが秋葉原で行われた。深夜にシャッターを開いたのは、ドスパラ パーツ館とBUY MORE秋葉原本店、ZOA秋葉原本店の3店舗。PCパーツ通りには22時ごろから200人近くのユーザーが集まっており、その数は最終的には街全体でおよそ300人に上った。
この状況に、BUY MORE秋葉原本店のスタッフは「雨の心配もありましたし、正直街全体で100人以下という状況も想定していました。土曜日の夜という日程と天候に恵まれたのもありますが、夕方ぐらいからスタンバイしていたお客さんも多いみたいで、本当にありがたいですね」と予想以上の反響を喜んでいた。当日は雲が濃かったものの、イベント終了の1時ごろまで降雨はなく、屋外でも過ごしやすかった。
ユーザーの多さに対する感想は他店も同様だったが、同時に、特価品目当てで新CPUや対応マザーを買わない層も普段以上に多いとの声もよく耳にしている。
某ショップは「ショップをはしごして0時前に帰える方も多いですね。楽しんでもらえてうれしいですが、その分を除いた純粋なHaswell人気を考えると……もうちょっと伸びてもいいんじゃないかなという思いもあります」とこぼしていた。
特価品はどんどん売れていくものの、CPUの0時前予約の数はあまり伸びないというわけだ。ただし、それでも「予想以下」との声はなかった。
複数のコメントを総合すると、新CPUの初動反響はIvy BrideやSandy Bridgeよりもやや下がるものの、特価品狙いの人が予想以上に多く集まり、イベント全体でみると大いに盛り上がったという全体像がみえる。
ドスパラ パーツ館は「自作PCに対する熱気が高いままであり続けていることが再認識できて、単純にうれしいです。Haswellのよさがこれからどんどん広まって、この熱気に勢いをつけてくれればいいですね」と話していた。


ドスパラ パーツ館前では、23時から高橋敏也氏のトークセッションで盛り上がった(写真=左)。BUY MORE秋葉原本店前は、元PCパーツショップ店員・現アユートの森田氏によるプレゼンと、店員・猪狩氏によるオークションで人だかりになっていた(写真=中央)。23時半に開店したZOA秋葉原本店。22時ごろから10人以上の人だかりができていた(写真=右)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.