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» 2019年06月11日 07時00分 公開

古田雄介のアキバPickUp!:増え続けるCore iシリーズと第3世代待ちでも好調なRyzen (1/4)

慢性的な供給不足に悩むIntel陣営も、先週は「Core i7-9700F」を投入するなど選択肢を増やして活路を探っている。一方のAMDは、第3世代Ryzenを控えながらもマザーボードのセット割などで好調な様子だ。

[古田雄介,ITmedia]

 先週、IntelからGPU非搭載となる“型番末尾F”のCore iシリーズが追加された。8コア8スレッドの「Core i7-9700F」で、価格は4万3000円前後(税込み、以下同)だ。すでに出回っているCore i7-9700K(5万2000円前後)やCore i7-9700KF(5万円前後)がTDP 95Wなのに対し、Core i7-9700FはTDPが65Wに収まっているのがポイント。クロック数は標準3.9GHz、ブースト時で最大4.7GHzとなる。

Core i7-9700FとB365チップセットのROGマザー登場――Intel陣営

 TSUKUMO eX.は「第9世代Core i7でTDP 65Wが選べるのは貴重ですね。このクラスなら内蔵GPUをいらない人が多いですし、欲しい人はけっこういるのでは」と入荷を喜んでいた。

Core i7-9700F Intel「Core i7-9700F」のボックス
Core i7-9700F TSUKUMO eX.のCore iシリーズ価格表

 Ryzenのシェアが急速に伸びているといっても、現状の売れ行きはIntelが過半数を占めているショップがまだ多く、全体的に供給不足になっているところをうまく補うラインアップは歓迎される。某ショップは「末尾Fのシリーズは付け焼き刃という感じが否めませんが、それでもモノがあってきちんと動けば欲しい人は少なからずいます。この状況が続くとしても諦めずに続けてほしいですね」とこぼす。

 そうした中で、ASUSTeKはゲーミングブランド「ROG STRIX」に属するIntel B365搭載マザーボードを2モデル投入している。ATXサイズの「ROG STRIX B365-F GAMING」と、microATXサイズの「ROG STRIX B365-G GAMING」で、価格は1万5000円強と1万3000円強だ。

 パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「B365なら最近登場したCPUでもBIOSアップデートせずに安心して使えるということで、価格重視のIntelユーザーにじわじわ浸透してきていますね。その中で、ROG STRIXモデルが登場した意義は大きいかもしれません」と評価していた。

ASUSTeK ROG ASUSTeK「ROG STRIX B365-F GAMING」と「ROG STRIX B365-G GAMING」。パソコンSHOPアークで

 なお、ASRockのハイエンドIntel Z390マザー「Z390 PHANTOM GAMING X」も先週末に登場する予定だったが、「輸送時の問題が発覚し急きょ販売を延期させていただくこととなりました」(ASRock Japanツイッター)という。販売再開時期は今のところ未定だ。

ASUSTeK ROG TSUKUMO eX.に入荷していた発売前の「Z390 PHANTOM GAMING X」
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