先週登場した新製品のうち、ショップから最も熱をこめて紹介されたのがニュージーランドのSwiftpointが投入した2台のマウスだ。「ProPoint SM600G」と「Swiftpoint Z」で、価格は順に2万5000円弱と3万円弱(税込み、以下同)だ。
ProPoint SM600Gは親指と人差し指、中指でつまんで使う超小型マウスで、付属のUSBレシーバーかBluetoothにより接続する。左右のクリックボタンを中央に配置し、右側先端にスクロールホイールを置く構造で、PCだけでなくiPodなどでも使える設計となっている。レーザーポインターも備え、完全に空中で使うプレゼンテーションモードも搭載する。
Swiftpoint Zは、CES 2017で最優秀イノベーション賞を受賞したモデルで、2017年9月にオンライン販売を実施しているが、店頭販売は初となる。左右のクリックボタンはアタックの強さで入力量が調節できる仕様になっており、指の腹で操作できるトリガーボタンを上部に配置している。ボディーを軽く浮かせて左右に傾けたり回転させたりすることで、フライトシミュレーターのようなゲームが操作できるのも特徴だ。
入荷したパソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「ここまで手先のあらゆる動きを入力情報に変換するマウスはなかなかないですよ。久しぶりに驚きました。ProPointは使い道が相当広いですし、Swiftpoint Zもマスターすれば唯一無二の道具になるでしょう」と絶賛する。
安価なモデルではないが、価格が売れ行きの障壁になることはなさそうとの予測も。「ハイエンドクラスの価格帯は、Razerなどが開拓していますしね。良いモノなら2〜3万円ということもあり得るという空気は以前よりできているところがありますから」(同店)
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