9月中旬頃から、BTOマシンを扱う店舗の軒先で「Windows 7 Home Premium 販売終了、迫る!」といった文言が目立つようになっている。
これは2014年10月末で、Windows 7 Home BasicとHome Premium、UltimateのプリインストールPCが販売終了するというマイクロソフトのスケジュールを受けてのもの。11月1日以降、DSP版のパッケージは引き続き販売されるが、BTOマシンなどに組み込んで販売することは認められなくなる。
この告知による売れ行きの影響を聞いて回ったところ、現時点ではほとんどゼロだと分かった。マウスコンピューターのゲーミングPCを扱うG-Tune:Garageは、「元からWindows 7と8.1プリインストールの売れ行きは8:2くらいですが、その差はまったく動いていません。まあ、11月1日以降も7 Professional搭載モデルは販売できますしね」と語る。
TSUKUMO eX.のBTOフロアでも「7と8.1を比べると7優勢ですが、駆け込み需要でそうなったわけではなく、元からです。10月末に近づいたときはどう動くか分かりませんけど」と似たコメントを聞いた。
ただし、Windows 7 Home Premium組み込みPCが販売終了になると、最安のBTOマシンは8.1搭載モデルのみとなる。エントリーマシンを求めるライト層や法人需要などで、今後の売れ行きに変化が起きる可能性は少なからずありそうだ。
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