「Let'snote RZ4」で“Core M”の性能を試す注目PC最速レビュー(2/3 ページ)

» 2014年10月02日 14時00分 公開
[長浜和也(撮影:矢野渉),ITmedia]

思わず声が出るブルー&カッパー

 本体のサイズや重さ、バッテリー駆動時間、そして、新しく搭載したインテルの最新CPU「Core M」の処理能力といった2in1ノートPCの本質とは関係ないかもしれないが、やはり、Let'snote RZ4のボディカラー「ブルー&カッパー」に言及しないわけにはいかない。Let'snote RZ4を最初に見たユーザーは、手にしたときの軽さで「うお!」と声を出してしまうとともに、銅と金属的な青を組み合わせたカラーリングにも思わず「うぉ?」声を出してしまうはずだ。

Let'snote RZ4の店頭モデルでは、シルバーモデルのほかに、個性的なカラーリングを採用した「ブルー&カッパー」モデルも登場する

 最近では、ファッションを重視したカバンなどで青と銅色を組み合わせた製品が登場しているそうだが、自分の記憶ではノートPCや情報関連機器でこのようなカラーリングを見たことはなかった。銅色も金属的な青もどちらか一方か、もしくは、カラー天板の選択肢として選んでシルバーの本体と組み合わせるならこれまでもありえたようなカラーリングだが(金属的な青の天板はWeb販売限定のPanasonic Storeモデルで「ハーモニックブルー」として用意している)、この2色を組み合わせるというのは、なかなか思いつくことではない。

 個人的な主観になってしまうが、最初見たときの意外性は、なかなか受け入れることができなかったのは正直なところだ。しかし、しばらく使っていると、金属的な青も銅色も落ち着いた色調なのでオフィスで浮くことがなく、意外にもなじんでいることに気がつく。それでいて、ほかのノートPCと見間違えるようなことが絶対にない存在感を示している。1週間にも満たない短い評価期間ではあるが、オフィスの現場で「目立ちすぎて困ってしまう」ということはなく、かえってシルバーより落ち着いて邪魔にならないというのが評価者の主観的評価だ。

ビジネスに耐えうるインタフェースとユーティリティ

 Let'snoteシリーズはビジネス利用に耐える処理性能と機能を有することを重視している。重さ1キロ前後の2in1ノートPCの多くは、軽量化とボディの薄型化のために本体搭載のインタフェースを必要最小限にしている。搭載するのはUSB 3.0とメディアカードリーダ、そして、映像出力のためのHDMIという構成がほとんどだ。しかし、ビジネスで使う場合は、旧式の映像機器や有線LANを利用するケースも依然として少なくない。

 Let'snote RZ4でも、3基のUSB 3.0にメディアカードリーダ、映像出力のHDMIのほかに、Let'snoteと同様に、アナログRGB出力と有線LANまで本体に用意している。2in1ノートPCに限らず、Ultrabookから連なる薄型軽量ノートPCでは搭載しなくなったインタフェースが必要なユーザーにとって、“古い”規格を搭載し続けるLet'snote RZ4は軽量ノートPCで唯一の選択肢となる。

前面(写真=左)と背面(写真=右)

左側面(写真=左)と右側面(写真=右)

 Let'snote RZ4には、ビジネスの現場で活用するユーティリティとして「画面共有アシストユーティリティ」を用意している。外部ディスプレイを接続してプレゼンテーションを行う場合、PowerPointのスライド以外に個人で設定したデスクトップ画面や起動しているSNS、メッセージアプリの個人的なログが意に反して公衆の面前に表示してしまうことが“少なくない”。

 画面共有ユーティリティは、「セレクターツール」と呼ぶアイコンを外部ディスプレイに表示したいフォームにドラッグ&ドロップして選択し、外部ディスプレイ表示サンプルを確認した上で画面を切り替えるので、“個人的なデスクトップ画面”を間違ってさらすことなく、プレゼンテーションの画面だけを表示できる。

画面共有ユーティリティの「セレクターツール」にあるアイコンをドラッグ&ドロップすれば、選んだフォームだけを外部ディスプレイに表示できる

 なお、無線接続ではIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LANとBluetooth 4.0を利用できる。従来のLet'snoteシリーズで用意していたWiMAX内蔵構成は用意しないが、Web販売限定のPanasonic Storeモデルでは、「LTE無線回線バンドルモデル」が登場する。これはパナソニックが独自に用意したLTE対応データ通信ブランが利用できるSIMを工場出荷時にLet'snote RZ4に装着し、通信設定を行った上でユーザーに届ける。購入したユーザーは開封した直後からLTEによるデータ通信が利用できる。

RZ4だから必須のポインティングデバイスユーティリティ

 10.1型ディスプレイ搭載モデルだけあって、Let'snote RZ4のフットプリントは大学ノート(セミB5)とほぼ同じサイズだ。このサイズにほぼ均等ピッチのキーボードを搭載している。幅の狭いキーは右寄りの一部でアルファベットキーはすべて同じピッチを確保している。標準サイズのキーピッチは横方向が16.8ミリ、縦方向は14.2ミリだ。幅の狭い一部のキーも実測で約15ミリと標準サイズとそれほど変わらず、実際にキーをタイプしていても違和感はない。それよりも、縦方向がやや狭く感じるため、その感覚に慣れるのにより多くの時間を要した。

10.1型ながら解像度は1920×1200ピクセルに対応する。標準設定でメモ帳にMSゴシックを12ポイントで表示すると、1文字のサイズは実測で約2ミリになる(写真=左)。キートップはLet'snoteシリーズで実績のあるリーフ形状を採用する。キーピッチは横方向で16.5ミリ、ストロークは1.5ミリを確保する(写真=右)

 キーストロークは1.5ミリを確保している。キーボードと本体はネジと両面テープで固定している。キーを押し込んだ感触ははっきりと認識でき、押し込んだ力はカチッと支えてくれる。キーに揺らぎはなく、力強くタイプしても不安はない。縦方向の感覚に慣れると長文の文字入力もストレスなくできる。キートップの形状はパナソニックが「誤タイプを低減する効果がある」と主張してほかのLet'snoteでも採用する、キートップの左上と右下にカーブを取り入れたリーフ形状だ。

 ポインティングデバイスは、Windows 8以降の操作を考慮した四角形のタッチパッドを搭載する。タッチパッドのサイズは実測で約85(幅)×45(奥行き)ミリで、これが実測で約248(幅)×73(奥行き)ミリのパームレストにある。このため、ホームポジションに両手を置くと手のひらがタッチパッドに重なってしまう。

 Let'snote RZ4では、このような場合の誤操作を防ぐタッチパッド用ユーティリティも用意している。このユーティリティでは、タッチパッドの三角形のエリアを設定して、手のひらが触れても反応しないようにできる。このエリアのサイズはユーザーが指定できるので、ユーザーごとに異なる手のサイズやキーボードに手を置く位置のくせにも対応して誤操作を防ぐことが可能だ。

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