最新の定番構成で固めた高性能タワーマシン「MDV-GZ7550X」を駆るGTX 960搭載で高コスパ(2/3 ページ)

» 2015年02月27日 00時00分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

注目GeForce GTX 960カードを搭載

 MDV-ADVANCE Zシリーズの標準モデルは、主にグラフィックスカード別に用意されており、GeForce GTX 650から、GeForce GTX 750、GeForce GTX 960、GeForce GTX 970、GeForce GTX 980と、NVIDIAだけで5種類、AMD Radeon R9 285を含めて合計6種類の標準モデルが用意されている。

グラフィックスカードには今が旬のGeForce GTX 960搭載カードを採用。評価機に搭載された製品はMSI製で、型番は「GTX 960 2GD5」。リファレンス仕様に忠実なスタンダードモデルだ。GeForce GTX 960は電力効率の高い第2世代Maxwellアーキテクチャを採用した初のミドルレンジGPUとして注目を集めている

 今回評価機としている「MDV-ADVANCE MDV-GZ7550X」は、ちょうど真ん中に位置するGeForce GTX 960カードを搭載する。GeForce GTX 960は、NVIDIAから2015年1月に発表されたばかりの最新ミドルレンジGPUであり、上位のGTX 980/GTX 970と同じ第2世代Maxwellアーキテクチャを採用していることから、DIY市場でも単体グラフィックスカードが大いに注目を集めている。 

 NVIDIA GPUの中ではミドルレンジという位置付けながら、3D描画性能は優秀で、最新の3Dゲームを快適にプレイするには十分だ。また、Adobe Photoshop CC、 Adobe Premiere Pro CCなど、NVIDIA CUDAによるアクセラレーションが利用できるクリエイティブアプリケーションもまた快適に利用することができる。

 なお、より上位のGeForce GTX 970を搭載する標準モデル(MDV-GZ7560X2)や、最上位のGeForce GTX 980搭載の標準モデル(MDV-GZ7550X3)も用意されているので、より高いグラフィックス性能を望むならば、そちらを検討するといい。

ハイエンドと呼ぶにふさわしいスペック

評価機のCPUはCore i7-4790。クアッドCPUコアを内蔵し、8スレッド同時実行に対応する高性能CPUだ。BTOではさらに高性能なCore i7-4790Kも選べる

 基本システムは、第4世代Coreプロセッサーを中心としたシステムを採用している。ハイエンドのタワー型デスクトップだけに、BTOでのカスタマイズの選択肢も、高性能、高機能、高品質なハイエンドパーツがそろっている。

 標準モデルのCPUは、Core i7-4790(3.6GHz/4.0GHz)だ。LGA 1150対応の第4世代Coreプロセッサーの中では、Core i7-4790K(4GHz/4.4GHz)に次ぐナンバー2のCPU。クアッドCPUコアで8スレッド同時実行に対応し、クリエイティブ、ゲーム、オフィスなど、幅広い用途に対応できる高い処理性能を持つ。BTOでは、より動作周波数が高く、高性能なCore i7-4790Kも選べる。

 マザーボードは、MSI製のZ97チップセット搭載マザーボードを採用している。メモリの選択肢は、通常のPC3-12800メモリとPC3-19200の高速メモリの2種類が用意されており、容量は最大32Gバイトまで搭載できる。標準構成は本来PC3-12800を8Gバイト(4Gバイト×2)だが、現在無償アップグレードキャンペーンが実施されているため、標準で16Gバイト(8Gバイト×2)搭載される。

 データストレージは、2.5インチSSDと3.5インチHDDを最大2台ずつ搭載できる。SSDはブランドの指定が可能で、選択肢にはADATA SP900やIntel 530、Crucial MX100などが用意されている。また、HDD容量は1Tバイトから6Tバイトまで、1Tバイト刻みで用意されており、最大ではSSD(RAID 0)と合わせて約13Tバイトの超大容量構成にすることも可能だ。

 光学ドライブは、標準でDVDスーパーマルチドライブを搭載し、BTOでBD-REドライブに変更できる。最近はデスクトップPCでも光学ドライブを搭載しない製品が出てきているが、大きなタワー型マシンの場合は、光学ドライブの搭載による重さなどのデメリットはないため、あったほうが便利ではあるだろう。

 通信新機能は、1000BASE-T対応の有線LANを標準装備する。BTOではIEEE802.11a/b/g/n対応の無線LAN、またはIEEE802.11a/b/g/n/ac対応の高速無線LAN機能(プラスBluetooth v4.0+LE機能)を追加できる。

 OSは、Windows 8.1(Update)/Pro(Update)、Windows 7 Home Premium(SP1)/Professional(SP1)のほか、Windows 8.1 Proダウングレード権を利用したWindows 7 Professional(SP1)のプリインストールも可能だ(すべて64ビット版)。

 後者はWindows 8.1 Proのライセンスを所持しながらWindows 7 Professional(SP1)を利用できるもので、当面はWindows 7 Professionalを利用したいが、いずれはサポート期間の長いWindows 8.1 Proへ乗り換えたいというユーザーにぴったりだ。

→PC USER特設ページ「mouse computer station」
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