米Microsoftは3月16日(現地時間)、次期OS「Windows 10」で必要とするストレージ容量が現行Windowsより最大15.6Gバイト減らせると説明した。
同社によると、2つの新機能によって容量の削減を実現するという。1つはシステムファイルの圧縮アルゴリズムの改善で、もう1つは「リフレッシュ」や「リセット」のためのリカバリイメージのPCへの保存を不要にしたことだ。
新しい圧縮アルゴリズムでは、現行のテクニカルプレビューの場合、32ビット版では約1.5Gバイト、64ビット版では約2.6Gバイト不要になるという。
圧縮に際しては、PCのRAMやプロセッサの性能などをチェックし、圧縮してもパフォーマンスが落ちないかどうかを判断する。
このアルゴリズムはWindows 10搭載スマートフォンにも適用される。
Windows 8.1では、リフレッシュとリセットのためのリカバリイメージはPCメーカーによってあらかじめHDDに保存されている。そのための容量として、4Gバイト〜12Gバイト(メーカーやモデルによって異なる)のHDDのが専有されている。Windows 10では、ユーザーは自分のリカバリメディアを作成できる。PCをリフレッシュあるいはリセットできなかった場合、このリカバリメディアから起動して復元できる。
この2つの改善により、64ビット版では従来より最低でも6.6Gバイトのストレージ容量を自由に使えるようになる。
Windows 10のテクニカルプレビューは、こちらからInsider Programに参加することでダウンロードできる。ダウンロードにはMicrosoftアカウントが必要だ。正式版の公開は年内の見込み。
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