ゲーミングノートにあるまじき薄さ! 「G-GEAR note N1760J」の実力を問う迫力大画面なのにスリムなボディ(2/3 ページ)

» 2015年05月27日 12時00分 公開

大型だがすっきりとまとめられたデザイン

 17.3型という大画面ディスプレイを採用しているため、本体のフットプリントも、417(幅)×287(奥行き)ミリと大柄になる。重さは約3.2キロになる。ACアダプタも実測で78(幅)×167(奥行き)×23(高さ))ミリとかなり大きめだ。

電源コードは3点式。本体側コネクタは背面に接続するがL字形状でスペースを節約できる

 ただ、N1760Jでは光学ドライブを廃止することで、高さが30ミリとこのサイズのディスプレイを搭載するゲーミングノートPCとしては薄く、ディスプレイサイズの割には圧迫感が少ない。光学ドライブはないものの、最近のゲームはダウンロード販売が主流であるため、ゲーミングノートPCとしては正常な進化といえる。

 キーボードはG-GEARシリーズ定番のフルカラーLEDバックライトタイプを採用している。テンキー付きの日本語配列で、キーボード全体はフラットなデザインだ。キーボード全体の大きさの割には右側のShiftキーやAtlキーがやや小ぶりなのが気になるが、そのほかのキーは十分なサイズを確保している。キーピッチは約19ミリだ。キーのクリック感は軽い。MMORPGやFPSで使用することの多いW、A、S、Dといった各キーに矢印を刻印している点も従来のG-GEARシリーズと共通する。スピーカーはオンキヨー製でキーボードと液晶ディスプレイのヒンジに近い部分に内蔵するほか、本体の底面にはサブウーファーを組み込んでいる。

テンキーを備えたレイアウトながら、キーピッチは約19ミリを確保する。タッチは軽く、ゲーム中のチャットタイピングで負担が少ない

専用キーボードアプリケーションを用意している。複数キーの同時入力などを登録してマクロ化するなど、ゲーム利用で必須のキーボード設定をソフトウェア上でカスタマイズできる。また、設定をプロファイルとして保存しておくことも可能だ

 タッチパッドはパームレストとの段差の少ないフラットなタイプだ。実測で108(幅)×60(縦)ミリという広い作業領域を有している。クリックボタンもパームレストとの段差が少ない。クリックボタンはやや深く押し下げることで動作するようになっており、タッチパッドにありがちなキーボード打鍵時の誤作動を防いでくれる。

 本体搭載のインタフェースは、右側面に有線LAN、SDXC対応カードリーダー、2基のUSB 3.0、S/P DIFなどの音声入出力端子を用意する。左側面には電源オフでもスマートフォンなどの充電が行えるUSB 3.0とHDMI、2基のMini DisplayPortを備える。また、背面側にはeSATA/USB 3.0兼用コネクタを用意するなど拡張性は高い。内蔵ディスプレイと外部ディスプレイを併用することで最大3画面のマルチディスプレイ環境を構築できる。無線接続については、Intel Dual Band Wireless-AC 7265を搭載しており、IEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LANと、Bluetooth 4.0に対応している。

正面

背面

左側面

右側面

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