今週末も大容量HDDを目玉特価とするショップは多い。1万円切りの3TバイトHDDは複数あり、TSUKUMO eX.はシーゲイト「Barracuda ST3000DM001」を30台限定で9709円で売り出している(1人1台まで)。
BUY MORE秋葉原本店は東芝「MD04ACA300」とウエスタンデジタル「WD GREEN WD30EZRX」、シーゲイト「Barracuda ST3000DM001」をいずれも9990円としている(土曜日分は各20台/1人4台まで)。また、ドスパラ パーツ館では5Tバイトの「WD GREEN WD50EZRX」が数量限定1万9980円で買える。
だが、この水準の特価はこれから当分は厳しくなるかもしれない。
TSUKUMO eX.は「しばらく円安が続いていますから、回転の早いパーツはさすがに代理店レベルで吸収しきれなくなっているようです。ちょうど月が切り替わりますし、来週から仕入れ値を上げるところがちょくちょく出てくるというウワサがあります」と明かす。
5月後半からの対ドル円安傾向は今週さらに加速し、半月で120円以下から124円以上となった。大半が輸入品であるPCパーツは円安が続くと値上がりせざるを得なくなる。近いところでは2014年秋冬にも円安による全般的なPCパーツの値上がりがあったが、それに近い状況が懸念されているわけだ。
別のショップは「PCパーツ市場縮小しているなか、代理店も店側も昔ほどには為替対策に体力をあてられなくなっているというところもあります。今後もわりと敏感に円相場に反応することがあると思いますよ」と話していた。
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