こんにちはドリキンです。米サンフランシスコでソフトウェアエンジニアをしています。今回、日本に先立ってUSで10月26日(現地時間)に発売されたMicrosoftの最新ノートPC「Surface Book」を手に入れたので、早速レビューしたいと思います。
Surface Bookには、CPUとメモリ容量、SSDの容量、GPUの組み合わせで6つのプリセットモデルが用意されています。今回僕が入手したのは、スペックがCore i7で16Gバイトメモリ、512GバイトSSD、dGPU(外部GPU)という構成のモデルです。
この上に1TバイトSSDのモデルが用意されていますが、このモデルだけ出荷が2016年1月の予定なので、現状入手できる最もハイスペックなモデルとなっています。
価格は税別で2699米ドル。日本での価格がまだ発表されていないので、1ドル=120円で換算してみると、約32万4000円(税別)となります。MicrosoftはSurface Bookの対抗機種としてAppleの「MacBook Pro Retinaディスプレイモデル」を挙げていますが、この13インチ上位モデルが20万8800円(税別)、15インチ上位モデルでも28万2800円(税別)なので、これらより高い価格設定です。
ただ、Surface BookはSkylake(開発コード名)と呼ばれているIntelの第6世代Coreプロセッサを搭載していて、Microsoftは13インチMacBook Pro Retinaと比較して全体のパフォーマンスが2倍速いと主張しています。性能以外にもキーボードの着脱機構、タッチパネルやペンが加わっているので、価格はMacBook Pro Retinaをライバルに据えた設定であることが感じられます。
それでは、早速お約束のパッケージ開封から見ていきましょう。
最初にSurface Bookのパッケージを見たときの感想は「箱デカイ!」でした。Surface Bookの画面サイズは13.5インチ(3:2)ですが、それより画面や本体サイズで上回る15インチMacBook Pro Retinaより大きな箱でビックリしました。
これまでの「Surface Pro 3」や「Surface 3」は、製品名をプリントしたシンプルなデザインのパッケージでしたが、Surface Book 4は白地に製品写真を大きく配置したパッケージとなっています。側面に入ったブルーのラインが個性的ではありますが、シンプルで白いパッケージにはAppleっぽさも感じられ、外箱でも対抗意識がみられます。
パッケージ内に本体や付属品がどう収納されているかは、ここ最近のMicrosoft製品を踏襲したものになっています。テープを剥がして上ぶたを開けると、並んで収納されたSurface Book本体とACアダプターが現れます。
本体を取り出すと、箱の底にペン(Surface Pen)と紙の簡易マニュアルが出てくるという構成です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.