性能と価格のバランスが光る快適ゲーミングノート「G-GEAR note N1583J」徹底レビューGTX 970Mを固定利用可能(2/3 ページ)

» 2016年05月19日 11時55分 公開
[鈴木雅暢ITmedia]

見やすいフルHD液晶ディスプレイと高品質サウンドを搭載

 15.6型ワイドサイズの画面には、1920×1080ピクセル表示に対応した液晶ディスプレイを採用している。液晶の配向方式は記載されていないが、評価機を見る限り、上下/左右とも視野角は広く、IPS系を採用していると思われる。表面は非光沢のノングレア仕上げのため映りこみにくく、暗いシーンが多いゲームなどでも集中してプレイすることができるだろう。

 i1 Display Proを利用した液晶ディスプレイの測定結果は、色温度が7566K、輝度が311カンデラ/平方メートルだった。色域はsRGBカバー率で62.9%とあまり広くはない。

 キーボード奥のヒンジ部にONKYOブランドのステレオスピーカーを搭載する。音響ソフトウェアにSoundBlaster X-Fi5が導入されている。あえてSoundBlasterなしで聞いてみると、低音はあっさりした印象だが、クリアに高い音圧が出せるパワーがある。SoundBlasterを利用することで低音もしっかり効いた、より臨場感のあるサウンドになる。

1920×1080ドット表示に対応した15.6型IPS液晶ディスプレイを搭載している。視野角は広く、斜めから見ても色調の反転などがなくきれいな表示だ。ノングレア仕上げで映りこみも少なく、見やすい

ONKYOブランドのステレオスピーカーを搭載する。底部ではなくキーボード奥にあるため、設置面に左右されず良い音が出せる

エックスライトのカラーキャリブレーションセンサー「i1 Display Pro」を用いて液晶ディスプレイの計測を行ない、作成したICCプロファイルをPhonon氏制作の色度図作成ソフトColor ACで表示した。点線がsRGBの色域、実線で表示したのが本製品の色域だ

i1 Display Proの計測結果から作成したICCプロファイルのキャリブレーション補正カーブ。少し波打ってはいるが、入力と出力の差がそれほどなく素直な色味だ

音響効果ソフトウェアとしてはSoundBlaster X-Fi5を導入している。コンテンツ別、ゲームタイトル別のプリセットが用意されており、ゲームや映画、音楽などを、それぞれ最適なサウンドで楽しめる

ゲーミング仕様のキーボードを搭載

 キーボードは、テンキー付きの6列のアイソレーションタイプを搭載している。キーピッチは19×19ミリとフルサイズで、キーストロークも深めに確保している。キーボード下の剛性もしっかりしており、スイッチの感触も良好で、長文入力にも耐える品質だ。

 PCゲームで多用するW/A/S/Dキーには、視認性の高い赤色で矢印が刻印されている。キーボードバックライトは消灯含めて5段階に調整可能。「Z」キーと誤入力しやすい左Windowsキーを無効化する設定も用意する。

 ただ、テンキーの間隔が狭く、カーソルキーも基本キーと同列、しかもテンキーにまたがるように配置されている。基本キーの端のほうやカーソルキーについては、慣れるまではミスタイプしやすいかもしれない。

 キーボード手前のタッチパッドは、実測約108×63ミリと余裕のあるサイズで、クリックボタンも独立しており、操作しやすい。左右独立型のクリックボタンはストロークが深く、スイッチもカチカチと安っぽい音がせず、感触が良好だ。

6列アイソレーションタイプのキーボードを搭載している。半角/全角キーなど一部細いキーがあるが、主要キーのピッチは19ミリとフルサイズを確保している。キートップにくぼみがあって指を起きやすく、スイッチの感触も良い。ただ、通常キーとテンキーとの間隔は狭く、慣れるまではミスタイプしやすいだろう

キーボードユーティリティ「FLEXIKEY」が導入されており、複数キーの組み合わせやテキストメッセージを1つのホットキーに登録して、すぐに送信できる

キーボードバックライトの設定は、Control Centerユーティリティで5段階に調整できる

Control Centerユーティリティでは、左Windowsキーの無効化、ファン速度や省電力設定などさまざまな設定が用意されている

左右独立型のクリックボタンを備えたタッチパッドは実測約108(縦)×63(横)ミリと余裕のあるサイズで、ボタンもストロークが深く、感触が良好だ

タッチパッドにはシナプティクス製のドライバが導入されている。2本指での上下/左右スクロールや、回転、つまみズームなどのジェスチャー機能が利用できる

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