先週もGeForce GTX 1080/1070カードの品薄傾向は変わらない。金曜日の時点では若干多めの在庫を目にすることができたが、「週末にNVDIAのイベントがありますし、これまで以上の勢いで売り切れると思います」(パソコンSHOPアーク)とのコメントどおり、入荷した当日に売り切れるという状況が複数のショップで続いている。
そうしたなかでも、店頭に並ぶラインアップは広がりが出てきている。先週のうちにGIGABYTEのGTX 1070オリジナルクーラーモデル「GeForce GTX 1070 G1 Gaming」(税込み6万5000円前後)が登場し、土曜日にはASUSTeKから同リファレンスクーラーモデル「GTX1070-8G」(税込み6万5000円前後)が投入された。
また、MSIは独自クーラー「TWIN FROZR VI」を搭載したGTX 1080カード「GeForce GTX 1080 GAMING X 8G」(11万円弱)を先週半ばに発売したのに続き、24日に売り出す同クーラー搭載のGTX 1070モデル「GeForce GTX 1070 GAMING X 8G」(税込み6万5000円前後)の予約受け付けも始めている。
いずれも少数入荷だが、人気ブランドの有力モデルだけに注目度は高い。TSUKUMO eX.は「ラインアップだけでいえば、いまはリファレンスタイプ(Founders Edition)とオリジナルクーラーモデルが混在していて、ある意味で選ぶのが一番楽しい時期だと思います。今回のリファレンスは部材回りを最適化するなどこれまで以上に高品質なので、水冷ブロックへの交換を視野に入れた従来の層以外にも注目されていますしね」と話していた。
従来のリファレンスデザインよりも今回はコストがかかっている。そのため、オリジナルクーラーモデルを引き立てているところもあるそうだ。別のショップは「Founders Editionがいつもより高価な仕様になっているので、オリジナルクーラーモデルが相対的に安くみえます。本当はどちらも高付加価値モデルというわけなんですが、『リファレンスと同じ値段でオリファンが買える』というところにお得感を覚える人も結構いるみたいです」という。
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