税込み3万5000円で23.8型4K表示の高画素密度ディスプレイが登場!古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2016年10月03日 18時15分 公開

「エクセルを開くとすごさが分かります」――23.8型4Kディスプレイの衝撃

 ディスプレイ売り場で目立っていたのは、LG電子の23.8型4Kディスプレイ「24UD58-B」。AH-IPSのノングレア液晶パネルを採用し、税込み価格は3万5000円前後となる。

LG電子「24UD58-B」

 デスクトップPC向け4Kディスプレイとして価格もサイズも破格の存在といえるモデルで、展示機を眺めるユーザーも多かった。

 入荷したパソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「まずインパクトがあるのは価格以上にドットの細かさですよね。エクセルを全画面で立ち上げてみると、その目の小ささに驚きます。スマホでもノートPCでも4Kモデルがありますが役割が違います。デスクトップPC用ディスプレイはキーボードの向こう側に固定されているのが普通で、ノートPCの画面よりもさらに遠くに置かれるのが普通ですから」と話す。

 実際、展示機を前に「俺にはちょっと使い込ませないわ……」とつぶやくユーザーもいた。精密な写真表現を喜ぶというより、目の細かすぎる方眼紙にとまどうといった感触に近い。

 ただ、24UD58-Bの登場で業界の常識が変わるとの見方もある。別のショップは「高画素の4Kディスプレイがここまで低価格で登場したということは、LG電子を先頭にライバル各社もこの仕様でどんどん投入してくる腹づもりかもしれません。3万円台の4Kディスプレイが24型前後で多数出てくれば主流を形成してもおかしくない。すると、ユーザー側もアプリごとにズームして使うのが当たり前になるでしょう」と話していた。今後のディスプレイトレンドに要注目だ。

24UD58-Bと同社の27インチ4K液晶「27UD58-B」

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月11日 更新
  1. 新型「iPad Pro」がM3チップをスキップした理由 現地でM4チップ搭載モデルと「iPad Air」に触れて驚いたこと (2024年05月09日)
  2. 「M4チップ」と「第10世代iPad」こそがAppleスペシャルイベントの真のスターかもしれない (2024年05月10日)
  3. 個人が「Excel」や「Word」でCopilotを活用する方法は? (2024年05月08日)
  4. Minisforum、Intel N100を搭載したスティック型ミニPC「Minisforum S100」の国内販売を開始 (2024年05月10日)
  5. “NEXT GIGA”に向けた各社の取り組みやいかに?──日本最大の教育関連展示会「EDIX 東京」に出展していたPCメーカーのブースレポート (2024年05月09日)
  6. NECプラットフォームズ、Wi-Fi 6E対応のホーム無線LANルーター「Aterm WX5400T6」 (2024年05月09日)
  7. ASRock、容量約2Lの小型ボディーを採用したSocket AM5対応ミニベアボーンPCキット (2024年05月10日)
  8. SSDの“引っ越し”プラスαの価値がある! 税込み1万円前後のセンチュリー「M.2 NVMe SSDクローンBOX」を使ってみる【前編】 (2024年05月06日)
  9. Core Ultra 9を搭載した4型ディスプレイ&Webカメラ付きミニPC「AtomMan X7 Ti」がMinisforumから登場 (2024年05月08日)
  10. これは“iPad SE”なのか? 新型iPadを試して分かった「無印は基準機」という位置付けとシリーズの新たな幕開け (2022年10月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー