オタクがどうしてもスマホでアニメを見たい理由

» 2016年10月14日 06時00分 公開
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 オタクである大須先輩と一般人の栄(さかえ)ちゃんと一緒に、オタクが使うテクノロジーとその日常を紹介していく本連載「オタテク」。今回のテーマは「オタクがスマホでアニメを見る理由」です。

大須(おおす)先輩

……日本橋の銀行に勤めるアラサーオタク女子。仕事帰りに秋葉原へ行くことも多い。

好きな声優は久保ユリカ。栄ちゃんの同僚であり、先輩。

秋アニメは面白い作品ばかりで追うのが楽しい様子。中でもお気に入りは「怪獣娘」と「競女!!!!!!!!」

栄(さかえ)ちゃん

……大須先輩の後輩。大須先輩と同じ日本橋の銀行に勤務。非オタクの一般人。

過去、大須先輩から好きな声優を聞かれたときは「大山のぶ代さん」と答えている。大須先輩のチケット争奪戦を手伝ったり大須先輩が喜ぶPCをわざわざ選んだり、なんだかんだ言っても大須先輩の面倒を見る。


いつでもどこでもアニメを見たいんだ!

 毎クールごとに多くのアニメ作品がテレビで放送されていますが、あまりに数が多いので、たとえアニメ好きといえど全ての作品を視聴するのはなかなか難しいはずです。最近は定額制の動画配信サービスも増え、最新作品の見逃し配信のみならず、過去作品の視聴などもできて便利です。

 大須先輩のように、限定配信作品を見るために特定のサービスに契約している人も少なくないはず。スマホで動画を視聴すると通信量(と、通信料)が気になりますが、最近は事前にダウンロードした作品を出先で視聴することもできます。電車の中やカフェなどで隙間時間を活用してアニメを見られるいい世の中になりました。

 次回もオタクが使うテクノロジーを紹介していくのでお楽しみに!

用語:怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜

ウルトラシリーズの怪獣を美少女にしてしまう円谷プロ公認のプロジェクト、ウルトラ怪獣擬人化計画がついにアニメ化!

カプセル怪獣のアギラ、ミクラス、ウインダムのカイジュウソウルを宿した女子高生が怪獣娘になって活躍するアニメです。

毎週火曜日にdアニメストアで配信中!

また奇数回ではアギラ役の飯田里穂さんがゲストを招いて30分くらいトークします。

本編は5分です。驚きの時間配分。

用語:アギラ

ウルトラセブンのカプセル怪獣で、セブンが戦えないとき、代わりに戦ってくれる頼もしい(?)部下。

四足歩行のは虫類みたいな怪獣。

見かけによらず素早い。しかし、頭はよろしくないのか、ニセウルトラセブンと対峙(たいじ)した際はいいように遊ばれてやられてしまう。

用語:ウインダム

こちらもセブンのカプセル怪獣で、全身鋼鉄のロボット怪獣。

他のカプセル怪獣と違い、ロボットなので頭がいいのかと思われたが、カナン星人と対峙した際は、電子頭脳をハッキングされてセブンに襲い掛かるなどポンコツが目立つ。

ガッツ星人と戦ったときは、ダンがカプセルに戻そうとした瞬間に光線を額に受けて大爆発する。その後、セブン本編にてウインダムを見たものはいない……。

用語:ミクラス

こちらもセブンのカプセル怪獣。

500万馬力の力が自慢で、セブンが苦手な寒い環境に強い怪獣。

自慢のパワーでエレキングを投げたり、マウントを取ったりと善戦するも、電気が苦手で敗れてしまう。

雪の中でセブンの代わりに戦った際は、ガンダーの飛行能力に翻弄(ほんろう)されてあっさりやられてしまう。

その後はセブンがガンダーを倒すまで放置される。かわいそうだった。

用語:dアニメストア

月額400円(税別)で1700作品以上のアニメが見放題になる動画配信サービス。

放送中のアニメのみならず、過去の作品も随時追加される。

ダウンロード機能など、スマホで見ることに特化しているのが特徴。

ドコモ以外でも登録でき、初月は無料!

用語:青春18きっぷ

夏休みや冬休みなど、JRの在来線が5日間乗り放題になる切符。

これと別に特急券を買っても新幹線に乗れるわけではない。

著者はよくこれで実家に帰ったり遠征したりしています。

用語:静岡大陸

長い。東京〜名古屋を鈍行で移動するときは、静岡県が移動時間の多くを占める。

熱海から浜松までの電車はあまり多くなく、乗り換えが発生するので、終点まで何かし続けることもできない。途中の駅で乗り換えに30分待たされることもあり、体感時間が長い。

用語:ポケモンの元ネタ

ポケモンをモンスターボールから出すときの「いけっ! ○○!」や、ポケモンを交代させるときの「戻れ! ○○!」は、ウルトラセブンがカプセル怪獣を出したり戻したりするときの掛け声が元ネタといわれている。

他にも、ピンチになるとHPゲージが赤くなって「ピコンピコン」と鳴るところや瀕死(ひんし)状態のヒトデマンなど、元ネタなところはたくさんありますね。

用語:実質○○

オタクはすぐになにかと共通点を探して、「実質○○」と言いたがる節があります。

例)大きい湖(洞爺湖)が出てきて、田舎(洞爺湖町)と都会(札幌)が舞台で、大切な人(ノエル)を忘れてしまうので「天体のメソッド」は実質「君の名は。」


著者名:黒居裕

 黒居裕(くろいゆう)。講談社『ヤングマガジン』第426回(10月期)の期待賞受賞。バイトをしながら漫画を描いてる声優オタクです。久保ユリカさんが好きです。

◆Twitter:@khpnVG(こはぽん)

◆PixivID:kohapon07


(漫画:黒居裕/編集:ITmedia)

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