VAIOは5月24日、Mercedes-Benzコレクションとして、日本初の特別仕様となるコラボPCを発表、同日よりAmazon.co.jpのメルセデス・ベンツ日本公式オンラインストアで受注を開始した。100台限定の受注生産方式で、最短出荷日は6月6日予定。
日本において高級車のイメージが強いメルセデスブランドだが、乗用車以外でも、同ブランドを身近に感じさせるための施策として、様々なトップブランドとのコラボレーション商品を展開している。
メルセデス・ベンツ日本でアフターセールス・マーケティング部マネージャーを務める島川杏子氏は、今回のコラボレーションをVAIOから持ちかけられた際に、同じモノ作りをするメーカーとしてその伝統と革新性に共感したと背景を説明。VAIO Zのアルミニウム天板に、同社の伝統を象徴する「300SL」(1954年)と先進性や未来を象徴する「Vision Tokyo」(2030年の東京をイメージしたコンセプトモデル)をレーザー刻印した特別仕様のVAIO Zを共同で開発した。
また、天板デザイン以外でもMercedes-Benzブランドを感じさせる意匠やギミックが施されている。まずは、システム起動時およびスタンバイ復帰時に流れるエンジンサウンド。実際の録音データを使用しているとのことで、車種は明かしてくれなかったが「マニアが聞けば分かる」とのことだ。
液晶ディスプレイを開くと、近未来的なブルーのバックライトキーボードが目を引く。VAIOは通常、キーボードバックライトに白色LEDを使用しているが、今回限定100台のために特注でキーボードユニットを製造したという。
このほか、スリーポインテッドスターがタッチパッドと背面側のヒンジ部に描かれ、Mercedes-Benzロゴがヒンジ内側にプリントされている。
ラインアップは、VAIO Z フリップモデル(ブラック)をベースに、Core i7-6567U(3.3GHz/最大3.6GHz)を搭載する上位モデルと、Core i5-6267U(2.9GHz/最大3.3GHz)の下位モデルで、それぞれ2種類の天板デザインを用意した計4モデル。メモリは8GBで共通だが、上位モデルは第三世代ハイスピードプロSSD(256GB)、下位モデルは第二世代ハイスピードSSD(256GB)という違いがある。OSは64bit版Windows 10 Home。税込み価格は上位モデルが28万5000円、下位モデルが25万円だ。なお、受注生産のため、天板の種類(300SL/Vision Tokyo)にかかわらず全体で100台限定となる。
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