新型VAIO Sは「VAIO回復の証」――製品発表会レポート

» 2017年09月21日 15時19分 公開
[ITmedia]

 VAIOは9月21日、メインストリームラインである「VAIO S」シリーズ3モデルと、新たに立ち上げた法人向けの「VAIO Pro」シリーズ3モデルを発表、同日より受注を開始した(最速出荷は9月29日)。なお、個人向けの「VAIO S11」「VAIO S13」「VAIO S15」は、ソニーストア直営の各店舗で9月22日から先行展示が行われる。

VAIO S11

 今回登場した新モデルでは、CPUが第7世代Coreに刷新されたほか、11.6型のVAIO S11と13.3型のVAIO S13で設計を共通化し、S13のコンセプトを引き継ぎつつ機能とデザインの統一化が図られている。これにより、S11はさらなる軽量化とHDMI出力をはじめとする充実した拡張ポートの搭載、S13は「SIMフリーLTE」に対応するなど、両モデルの“いいとこ取り”をした構成に生まれ変わった。

 特にS11は天板に東レのUDカーボンを採用。S13のマグネシウム合金製天板と同等の強度を確保しつつ、重量を30%軽量化し、約840〜860g(構成によって異なる)の軽量ボディーを実現しているのが目を引く。

VAIO S11とVAIO S13は設計を共通化

薄型軽量のVAIO S11にもアナログRGBやHDMIなど、ビジネスの現場で求められる豊富なインタフェースを装備している

VAIO S13

S11で最長16時間、S13で最長12.5時間のロングライフバッテリーを搭載。急速充電にも対応し、1時間の充電で10時間前後のバッテリー運用も可能

起動中のVAIO S11のキーボードに150ccの水をこぼして3分間問題なく動作することを証明するデモ。不意の水こぼしでも安全にシャットダウンできるとアピール

 このほか、S13、S11のLTE対応モデルが国内で初めてWindows 10の「データプラン」に対応したのもトピックだ。契約不要で必要なときにLTEを利用できるサービスで、Windows 10の標準機能でWindowsストアからデータプランを購入できる。また、LTE対応モデルには対応SIM(1GB/1カ月無料のトライアルプラン)が標準で付属する。

国内で初めてWindows 10データプランに対応。月額契約などを必要とせず、OSの標準機能で、LTEを使いたいときにいつでもデータプランを購入できる。写真はデモの様子

国内キャリアのバンド対応状況。最大450Mbps(受信/理論値)を実現するキャリアアグリゲーションにも対応する

 一方、15.5型のVAIO S15は、「持ち運べるデスクトップ」のコンセプトを一歩進め、CPUにHライン(TDP45W)の第7世代のCore i7-7700HQまたはCore i5-7300HQを採用。また、ストレージにHybrid HDDや第3世代ハイスピードプロSSDを用意するなどデスクトップ級のパフォーマンスに磨きをかけている。なお、法人向けの「VAIO Pro」シリーズは、S Lineをベースに特定用途向けのOS(Windows 10 IoT Enterprize)や暗号化付きSSD、各種法人専用サポートを用意。ビジネスに特化した機能やデータ漏えい防止サービスを利用できる。

VAIO S15

 VAIO代表取締役社長の吉田秀俊氏は、「今回2年越しでモバイルPCの新製品を投入できるのはVAIOが独立して3年、独り立ちして回復した証だ」とコメント。モバイルワークに代表される働き方改革を背景に「(VAIO S11、VAIO 13は)今後VAIOが成長戦略に入るための要になる極めて重要な製品。モバイル時代にふさわしい新製品だ」とアピールした。

VAIOのCMに出演している女優の市川実日子さんもスペシャルゲストとして登壇。VAIO S11の感想を求められると「軽いです、軽くて……軽いです」とコメント

 なお、新製品の詳細なスペックや価格、実際の使用感については、ニュース記事(「VAIO S11/S13/S15」が刷新 LTE拡充、カーボン復活、法人シリーズも)とレビュー記事(洗練の「VAIO S13」か、新生の「VAIO S11」か 2017年モデル徹底検証)を参照してほしい。

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