Core iシリーズの入荷が続くも「潤沢にあらず」 迫るAMDの影?古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2019年06月24日 05時30分 公開
[古田雄介ITmedia]

Windows 7でも使えるSoCオンボードマザーがBIOSTARから5モデル

 マザーボード売り場で目立っていたのは、BIOSTARのIntel製SoC採用モデルだ。

 Bay Trail-D世代の4コアSoC「Celeron J1900」をオンボード実装したmicroATXモデル「J1900MH2」と、2コアSoC「Celeron J1800」を備えた同「J1800MH2」。Braswell-Dに属する4コアSoC「Celeron J3160」のMini-ITXモデル「J3160NH」と、2コアSoC「Celeron J3060」の「J3060NH」だ。

 それに、AMDの4コアSoC「PRO A4-3350B」をオンボードで備えたMini-ITXモデル「A68N-5600E」の計5枚だ。価格は順に1万円弱、8000円強、1万円弱、8000円前後、1万円弱(税込み、以下同)となる。

BIOSTAR BIOSTAR「J1900MH2」と「J1800MH2」
BIOSTAR BIOSTAR「J3160NH」と「J3060NH」
BIOSTAR パソコン工房 秋葉原BUYMORE店の「A68N-5600E」POP
BIOSTAR A68N-5600Eの基板

 いずれのSoCも2013年〜2015年に発表されたもので、メモリソケットもDDR3対応(J3160NHとJ3060NHはDDR3 SO-DIMM)だ。USB 3.1やM.2スロットは非搭載など、比較的“枯れた”インタフェースでまとまっている。しかし、そこが魅力になっているという。

 パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「まだWindows 7用のドライバーが提供されているんですよね。J1900MH2とJ1800MH2、A68N-5600Eでは32bitでもいけます。過去の資産を生かしたいというだけでなく、Windows 7環境を残したいというニーズもじわじわ出てきていますので、そのあたりのニーズとマッチしそうな予感がします」と話していた。

 Windows 7の延長サポートは2020年1月14日に終了する。2019年1月から各パーツショップに窓辺ななみの立て看板でカウントダウンが始まっているため、順調に情報が広がっているという。その上で需要が喚起されるという動きもあるようだ。

同店のカウントダウン看板。まもなくWindows 7の延長サポート終了まで200日を切る

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