NECは7月18日、法人向けPCの「VersaPro」と「Mate」シリーズのラインアップを改め、16タイプ計60モデルを投入した。同日から受注を開始し、出荷は7月23日から順次開始する。
中でも、モバイルPCの「VersaPro UltraLite」シリーズで、従来の2in1型PCからクラムシェル型のPCにフルモデルチェンジした「タイプVG」が目玉だ。
採用する液晶ディスプレイは1920×1080ピクセル表示に対応した13.3型(IPS、ノングレア)で、ボディーサイズは約307.8(幅)×215.7(奥行き)×8.7〜15.5(厚さ)mmと持ち運びやすい。重量も約20時間動作するLLバッテリーで約837g、約12時間のLバッテリーで約785g(Core i5のみ選択可)と軽量だ。
天面部分にカーボン素材を採用して面耐圧150kgfの高耐久性を確保しつつ、キーピッチ18.5mm、キーストローク1.2mmのキーボードを備える。また、液晶ディスプレイを開くとキーボード面がチルトアップする機構を採用しながら、液晶ディスプレイが180度まで開閉する新設計のボディーも特徴だ。
新たにIntelの第8世代Core i7-8565U(4コア8スレッド、1.8GHz〜4.6GHz)が選べるようになり(Core i5-8265Uも選択可)、メモリも最大16GBまで搭載できるようになった。ストレージは128GB(Serial ATA)/256GB(PCIe)/512GB(PCIe)のSSDという構成だ。
拡張端子は2基のUSB Type-C(うち1基はPower Delivery対応)、1基のUSB Type-A(USB 3.1)、HDMI、MicroSDカードスロット、ヘッドフォン兼マイク、セキュリティロックスロットを用意する。
標準で指紋センサー内蔵の電源ボタンを装備し、オプションでLTE内蔵モデルを選択可能になった。また、働き方改革を支援すべく、2W+2Wのスピーカーをボディー前面に配置。ヤマハ製のAudioEngineを利用することで、びびり音を抑制し会話内容を明確に聞き取れるようになり、Web会議もスムーズに行えるという。
希望小売価格34万4000円〜で、出荷時期は7月23日だ。
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