NECは1月15日、法人向けA4ノートPC「VersaPro」シリーズのラインアップを改め、7タイプの新モデルを複数投入、同日から受注を開始した。新モデル共通の特徴は、CPUに第8世代Core(開発コード名:Whisky Lake-U)プロセッサを採用し、OSを最新のWindows 10 November 2019 Update(1909)に改めていることだ。
タイプ別の希望小売価格(いずれも税別)は、タイプVDが22万2000円〜、タイプVXが17万500円〜、タイプVAが16万5000円〜、タイプVEが15万6500円〜、タイプVMが20万6500円〜、タイプVLとタイプVFはオープン価格となっている。
なお、出荷時期は1月21日の予定だ(タイプVFのみ2月28日)。
中でも注目したいのは、会社内での持ち運び用途を強く意識した“社内モバイル”モデル「タイプVM」だ。15.6型の液晶ディスプレイ搭載モデルが多いVersaProのA4シリーズにおいて、一回り小さい14型を採用することで約1.48kgの持ち運びやすさと、1920×1080ピクセル表示の大画面を維持しつつ、約9.4時間のバッテリー駆動を実現したことだ。
ボディーサイズは約326.8(幅)×226(奥行き)×19.4(厚さ)mmと、15.6型モデルに比べてフットプリントを約77%とコンパクトにすることで、小脇に抱えやすくしたり、カバンへの収納性をアップさせたりした。
CPUは、4コア8スレッドのCore i5-8265U(1.6GHz〜3.9GHz、TDP 15W)と2コア4スレッドのCore i3-8145U(2.1GHz〜3.9GHz、TDP 15W)から選べ、メモリも最大16GBまで搭載できる。ストレージは500GB HDD、128GB SSD(SATA)、暗号化機能付きの256GB SSDおよび512GB SSD(PCIe)を用意する。
キーピッチは19.4mm、キーストロークが1.4mmとゆとりのあるキーボードを備え、拡張端子はUSB Type-C(USB 3.1 Gen2)と2基のUSB 3.0(Type-A)、有線LANとHDMI、SDメモリーカードスロット、ヘッドフォン兼マイク、セキュリティロックスロットを用意する。
また、2W+2Wのスピーカーを本体に内蔵し、ヤマハ製のAudioEngineを利用することで、びびり音を抑制し会話内容を明確に聞き取れるようにすることで、Web会議もスムーズに行えるなど、働き方改革を支援するという。
15.6型を採用したモデルの中では、光学ドライブを内蔵したタイプVFとタイプVEが新型ボディーに生まれ変わり、テンキー付きキーボードも、ステップスカルプチャ機構を取り入れて打ちやすさを追求した。
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