NECは1月15日、ビジネス向けノートPC「VersaPro」とビジネス向けデスクトップPC「Mate」の新製品を発表した。Windows 10の「November 2019 Update(バージョン1909)」をプリインストールし、一部の構成を除き1月21日から出荷を開始する。
この記事では、VersaPro UltraLite(軽量モバイルモデル)と、Mateシリーズの新製品の概要を紹介する。
「VersaPro UltraLite タイプVC」は、12.5型ディスプレイを備えるモバイルノートPCで、「VersaPro Ultra タイプVH」の後継モデル。一部の構成で第10世代Coreプロセッサ(Comet Lake)や顔認証用の赤外線カメラを搭載できるようになった。キーボードの静音性も高めている。最小構成の希望小売価格は21万2000円(税別、以下同)だ。
プロセッサとメインメモリ(LPDDR3規格:オンボード)は組み合わせ構成で、以下の構成を用意している。Core i5/i7の構成にはオプションで赤外線カメラも搭載可能だ。
ストレージはSSDで、Serial ATA接続の128GB、PCI Express接続で暗号化に対応した256GBまたは512GBを搭載できる。
ポート類は背面に集中しており、有線LAN端子(折りたたみ式)、イヤフォン/マイクコンボジャック、SDメモリーカードスロット、HDMI出力端子、USB 3.0 Type-A端子×2、USB 3.0 Type-C端子を備えている。USB 3.0 Type-C端子は、USB Power Delivery(USB PD)による電源入力も兼ねている。オプションで電源ボタンを指紋センサー付きにすることもできる。
ヤマハ製の「AudioEngine」を搭載しており、「Webミーティング機能」を有効にすれば本体単体でWebミーティングする上で最適な音響設定を整えられるようになっている。
OSはWindows 10 Pro(64bit版)で、2月4日からは「Windows 10 IoT Enterprise 2019 LTSC」をプリインストールする構成の出荷も開始する予定だ。
2019年7月に投入された13.3型モバイルノートPC「VersaPro UltraLite タイプVG」「VersaPro UltraLite タイプVB」については、プリインストールOSをWindows 10 November 2019 Updateに変更したものを継続販売する。最小構成の希望小売価格は、タイプVGが34万4000円、タイプVBが21万2000円となる。
Mateシリーズについても、プリインストールOSをWindows 10 November 2019 Updateに変更したものを継続販売する。最小構成の希望小売価格は、最上位モデル「タイプME」が17万9000円、スタンダードモデル「タイプMB」が15万7500円、エントリーモデル「タイプMA」が14万9500円、コンパクトモデル「タイプMC」(※)が14万1400円、SOHO/中小企業向けの「タイプML」がオープン価格となっている。
(※)タイプMCのCore i5モデルのみ2月13日から出荷予定
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