Microsoftは11月13日(日本時間)、「Windows 10 バージョン1909(November 2019 Update)」の製品版を公開した。現時点ではWindows Updateの「オプションの更新プログラム」として適用できる(詳しくは後述)。
Windows 10 バージョン1909は、Microsoft内部で「19H2」と呼ばれていた機能更新プログラム(大型アップデート)。前バージョンの「バージョン1903(May 2019 Update)」と比べると、機能や仕様面での大きな変更はないが、主に以下の機能改善が行われている。
記事掲載時点において、バージョン1909の配信対象は更新を手動検索したデバイスに限られる。適用の手順は以下の通り。
バージョン1903からバージョン1909へのアップデートは、従来の大型アップデートよりも短時間かつ少ない再起動で適用できる。筆者のメインPCの環境では、ダウンロード開始から適用完了までの所要時間は約12分だった。
なお、オプションの更新プログラムとしてバージョン1909が表示されない場合、バージョン1903において互換性問題が生じているかサポートされないハードウェアやソフトウェアがインストールされているなど、既知の問題によってアップデートがブロックされている可能性がある。バージョン1909における既知の問題は、MicrosoftのWebサイトで公開されている。
現在のWindows 10のライフサイクルポリシーでは、機能更新プログラムはリリース日から18カ月間(Home/Pro)または30カ月間(Enterprise/Education)のサポートが提供される。
これに伴い、Windows 10 Home/Proの「バージョン1803(April 2018 Update)」は、米国時間の11月12日をもってサポートが終了となる。アップデートを始めとするサポートを今後も継続して受けたい場合は、「バージョン1809(October 2018 Update)」以降に更新しよう。
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