プロナビ

「どう生きるか」でPCを選ぶ時代に向けて――富士通2020年個人向け冬PC 注目機種を紹介(2/3 ページ)

» 2020年10月20日 07時00分 公開
[井上翔ITmedia]

ボリュームゾーンの15.6型に現われた新星「LIFEBOOK TH」シリーズ

 家庭向けのノートPCにおいて、一番販売台数が多いのが15.6型モデルだ。今回、そのメインストリームである「LIFEBOOK AH」シリーズに第11世代Coreプロセッサ搭載モデルを追加した他、新たなコンセプトの「LIFEBOOK TH」シリーズを投入することでラインアップを拡充する。

 THシリーズといえば、かつては画面回転式の2in1ノートPCだったが、今回は「生活空間と調和する、家電のように使えるノートPC」(高嶋敏久執行役員)として登場する。

THシリーズ 「生活空間と調和するPC」としてTHシリーズが復活した

 新しいTHシリーズは、「A4ノートPCは収納時に場所を取る」というユーザーからのフィードバックを受けて用意された充電スタンド(クレードル)が大きな特徴となっている。棚に置いておけばサッと取り出すことができ、電源ケーブルはHDMIケーブルをつないだ状態でTVのそばに置いておけば、TVに映像を映し出しつつ充電も行える。PCのスリープ中も音声入力を受け付けるように設定すれば、スマートスピーカーとして利用することもできるという。

 家の中でも持ち歩くことを想定して、軽量化と薄型化も進めている。AHシリーズと比べると、重量は約650g、厚みは約8.6mm削減している。特に厚みの削減は、Microsoftが定める「Modern PC(モダンPC)」の要件クリアにもつながったそうだ。

 リビングに置くPCとして、外観にも配慮している。天板やパームレストには、布(クロス)を意識したデザイン処理「X-TEXTURE(クロステクスチャー)」を採用している。「X」には、「デジタルとアナログ」「デジタル機器と生活」の交わり(クロス)という意味も込められている。

クレードル THシリーズには、収納性を高めるクレードルが付属する。このクレードルに電源やHDMIケーブルをつないでおけば、TVへの映像出力もサッと行える
X-TEXTURE リビングになじむ外観を目指すべく、天板やパームレストには「X-TEXTURE」と呼ばれるデザイン処理が施されている

液晶一体型「ESPRIMO FH」シリーズはクリエイティブ用途を重視

 液晶ディスプレイ一体型PCである「ESPRIMO FH」シリーズは、大画面を求めるホームユーザーから根強い人気を誇っている。今回の新製品では、従来からのシンプルなボディーデザインを磨き、より一層の薄型化を進めたという。家族の「作りたい、やってみたいという気持ちにストレスフリーで応える」(高嶋執行役員)べく、基本スペックも強化している。

家族時間 新しいESPRIMO FHシリーズは「家族時間」を応援すべく開発されたという

 ストレスフリーという観点では、モダンスタンバイに対応したことは非常に大きい。人が近づいたら赤外線カメラを有効化し、座ったらすぐに顔認証でログインできる「瞬感起動」も可能だ。

 在宅勤務で業務用ノートPCを使う機会が増えたことを受けて、外部GPU搭載モデル(FH-G/E3)を除く全モデルにHDMI入力端子を搭載した。ノートPC用のセカンドディスプレイとしてはもちろん、据え置きゲーム機のディスプレイとしても活用できる。

HDMI入力 FH-G/E3を除くFHシリーズの全モデルにHDMI入力端子を搭載。業務用ノートPCのセカンドディスプレイとしても利用できる
瞬感起動 人感センサーと赤外線カメラを活用し、着席した瞬間にPCを使い始められる「瞬感起動」も搭載

 今回、FHシリーズの新製品には23.4型の4K(3840×2160ピクセル)液晶ディスプレイと外部GPU「Radeon RX 5300M」(グラフィックスメモリ3GB)を搭載するクリエイター向けモデル「ESPRIMO FH-G/E3」も用意される。

 APU(GPU統合CPU)は「Ryzen 7 4700U」(2G〜4.1GHz、8コア8スレッド)で、パフォーマンスが必要な場合のみ外部GPUを有効化するといった使い方もできる。冷却機構に工夫を加えることで、GPUをオンにした状態でも騒音を図書館レベルに抑えたという。

 液晶ディスプレイは長時間の利用にも適した非光沢加工で、sRGBの色域を95%カバーした。クリエイティブアプリもプリインストールしているので、すぐに創作活動ができることが強みでもあるという。液晶ペンタブレットを別途用意すれば、デュアルディスプレイ環境でより快適な作業を期待できる。なお、FCCLではワコム製の液晶ペンタブレット「Cintiq Pro」「Intuos Pro」の動作を確認済みだ。

 PCゲーミングでの利用も意識して、2.5GBASE-Tに対応する有線LANポートを備えた他、「Xbox Game Pass for PC」の30日利用権も付属している。

FH-G/E3 グラフィックス機能を強化したクリエイター向けAIO「ESPRIMO FH-G/E3」も用意
プリインストール FH-G/E3には、6種類のクリエイター向けアプリをプリインストールしている。加えて、FHシリーズ共通のAdobeアプリ(Photoshop、Lightroom、Premiere Pro、Acrobat Pro DC)の1カ月間無料体験特典も利用できる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月22日 更新
  1. あの“コトコト音”がさらに進化した65%キーボード「ZEN65」の極上キータッチを試す 真ちゅう製内部構造と約1.5kgの重厚ボディー (2026年07月21日)
  2. GoogleがAIモデル「Gemma 4」の大規模改善を発表/Windows 11における既知の不具合を公表 (2026年07月19日)
  3. 持ち歩きに最適な14型モバイルディスプレイ! サンワサプライ「DP-08」のメリットと“軽すぎるがゆえの注意点”を検証 (2026年07月21日)
  4. ジェンスン・ファンCEO、「セガ」と「T-ZONE」を語る (2026年07月17日)
  5. 企業や業種の垣根を越えるコミュニティ「印刷女子」が提示する、“推し”から始まる新しい価値創造と印刷ビジネスの可能性 (2026年07月20日)
  6. MicrosoftのAIセキュリティ新戦略「Project Perception」とは? 脆弱性を先回りしてふさぐ次世代の防御 (2026年07月21日)
  7. ギガバイトから40周年記念のRTX 5080やX870マザーが登場! Lian-Liの次世代ファンもアキバで話題に (2026年07月20日)
  8. 新CPU「Ryzen 7 7700X3D」が登場も悩ましい事情/修理需要で売れる3500円のコードレス精密工具 (2026年07月18日)
  9. 価格高騰&Win 10サポート終了の救世主? あえて旧世代CPUを搭載するミニPC「GMKtec NucBox M3 Pro」の実力 (2026年07月15日)
  10. Geminiが「ドラゴンクエスト」とコラボしたリアルイベントを開始 7月30日〜8月9日 (2026年07月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー