米Micron Technologyは1月11日(現地時間)、M.2 SSDの新製品「Micron 2400 SSD」の出荷を本格的に開始した。176層QLC NANDを採用しており、小さい実装面積で大容量を実現したことが特徴だ。22mm×30mmのフォームファクターで記録容量2TBを実現したのは、世界で初めてだという。
また、Micronの前世代品である96層QLC NAND採用品に比べて性能を引き上げた点も特徴だ。同社によると、前世代品に比べて入出力の速度が33%向上し、読み出し時のレイテンシが24%短くなったという。
PCとの接続インタフェースはPCI Express 4.0のNVMeで、3種類のフォームファクターに準拠する製品を販売する。記録容量は512GB、1TB、2TBの3種類だ。記録容量による性能の違いはあるが、フォームファクターによる性能の違いはない。
全製品共通の仕様としては、ハードウェアによるAES 256bit暗号化機能やTCG Opal 2.01、TCG Pyrite 2.01、セキュアブートといったセキュリティ対策機能を備える他、SSDの状態を監視するS.M.A.R.T.や、同一のデータを複数の箇所の分散して書き込むことで故障耐性を高めるRAINテクノロジーに対応する。主な仕様は下表の通りだ。
フォームファクター | M.2(22mm×30mm、22mm×42mm、22mm×80mm) | ||
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インタフェース | PCIe Gen4/NVMe 1.4 | ||
記録容量 | 512GB | 1TB | 2TB |
シーケンシャル読み出し | 4200MB/秒 | 4500MB/秒 | 4500MB/秒 |
シーケンシャル書き込み | 1800MB/秒 | 3600MB/秒 | 4000MB/秒 |
ランダム読み出し | 400K IOPS | 600K IOPS | 650K IOPS |
ランダム書き込み | 400K IOPS | 650K IOPS | 700K IOPS |
総書き込み容量(TBW) | 150TB | 300TB | 600TB |
平均故障時間(MTTF) | 200万時間 | ||
スリープ時消費電力 | 2.5mW未満 | ||
アイドル時消費電力 | 150mW未満 | ||
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