高出力ACアダプターなど8製品――Ankerのプレミアムブランド「Anker Prime」からスマホ/PC向け周辺機器の新製品(2/2 ページ)

» 2024年08月08日 11時00分 公開
[石井徹ITmedia]
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最大250W出力可能な卓上充電アダプター(2024年秋発売予定)

 「Anker Prime Charger(250W 6ポート GaN)」は、Anker PrimeのACアダプター/充電ステーションとしては最高の性能を備える。合計最大250Wの出力(1ポートでは最大140W)に対応し、「MacBook Pro 2台とiPhone 2台を同時に急速充電することができる」という。2024年秋の発売を予定しており、通常価格は1万9990円となる。

Anker Prime Charger(250W 6ポート GaN) Anker Prime Charger(250W 6ポート GaN)

 この製品の特徴は、本体に内蔵されたディスプレイと、スマホアプリとの連携機能にある。ディスプレイでは接続された機器の充電状況をリアルタイムで確認可能で、アプリを使えば充電モードの切り替えや出力調整も行える。

 

 充電モードは以下の4種類が用意されており、状況に応じて最適な充電方法を選択できる。

  • オート:自動で接続機器を認識し出力を配分
  • マニュアル:優先して急速充電するポートを選択可能
  • 固定配分:2台のPCを同時に充電する際に最適
  • エコ:夜間などの省電力に最適

 ポートは正面にUSB Type-C×4を、側面にUSB Standard-A×2を備える。本体サイズは約93(幅)×106(奥行き)×40(厚さ)mmだ。充電技術は「Power IQ 4.0」対応となる。

ポート 正面にUSB Type-Cポートを4基、右側面にUSB Standard-Aポートを2基搭載する
ディスプレイ ディスプレイでは、ポートごとの出力状況を確認できる。Ankerアプリとの連携も可能だ
出力モード 給電モードを変えることで、ポートごとの出力を調整できる。PCを2台充電するモードも搭載している

薄型設計の電源タップ付き高出力マルチポート充電ステーション

 「Anker Prime Charging Station(8-in-1 240W)」は、電源タップと急速充電対応充電アダプターの機能を1台に統合した充電ステーションだ。コンセント差し込み口を2つ備える他、USB Type-Cポートを4基、USB Standard-A×2ポートを用意している。USBポートは、合計最大240Wの出力に対応している(USB Type-Cポートは1ポートで最大140W出力)。標準価格は1万9990円だが、Amazon.co.jpでは2500台限定で1万7990円で販売される。

Anker Prime Charging Station(8-in-1 240W) Anker Prime Charging Station(8-in-1 240W)
大出力 こちらも1ポートで最大140W出力が可能となっている。

 本製品最大の特徴は、何といっても“薄型”にある。具体的なサイズは約80(幅)×140×(奥行き)×18(厚さ)mmで、サイズ感は「iPhone 15 Plus」とほぼ同じだ。この薄さにより、机上や棚の上などでも場所を取らず、スマートな配置が可能となっている。

 なお、本製品はACアダプターを“外”に出す形を取っており、本体の半分程度の大きさがある。

 充電技術はPower IQ 3.0に対応しており、スマホアプリとの連携機能も備えている。これにより、外出先からでも接続機器の電源管理ができる。ただし、MatterやGoogleアシスタントなどのスマートホーム規格には対応していない。

ステータス 本製品もディスプレイでステータスを確認できる
画面 AnkerアプリとWi-Fiで連携。AC差込口のオン・オフを設定できる

ディスプレイ2台に同時出力できるドッキングステーション

 「Anker Prime ドッキングステーション(14-in-1 Dual Display 160W)」は、最大2台のディスプレイ出力に対応し、高速データ転送や急速充電など14の機能を1台に統合した多機能USBドッキングステーションだ。標準価格は2万9990円で、Amazon.co.jpで1200台限定で2万6990円で販売される。

Anker Prime ドッキングステーション(14-in-1 Dual Display 160W) Anker Prime ドッキングステーション(14-in-1 Dual Display 160W)

 ディスプレイ出力はHDMIポートを2基搭載しており、それぞれ最大で4K(3840×2160ピクセル)/60Hzの映像を出力できる。USBポートは、アップストリーム(PC接続)用としてUSB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2) Type-Cポートを1基(最大100W出力)、ダウンストリーム(機器接続)用としてUSB 10Gbps Type-Cポート×2、USB 10Gbps Standard-Aポート×1、USB 2.0 Standard-A端子×3を備える他、充電専用のUSB Type-Cポート×2(最大100W出力)とUSB Standard-A端子×1(最大12W出力)を備える。1000BASE-T規格の有線LANポートとオーディオ出力ポートも備える。

 充電専用USBポートは合計で最大160Wの給電に対応する。PC向けの「Anker Dock Manager」アプリを用意すれば、動作状況をPCから確認可能だ。

 

13ポート 正面と背面で計13ポートを備える

 本体サイズは約97(幅)×140(高さ)×(厚さ)47mmで、重量は約888gとなっている。本体にはACアダプターが内蔵されているが、GaN技術を採用したことでコンパクト化を実現している。

ディスプレイ USBマルチドッグとしては珍しく、ディスプレイを搭載している。PC向けアプリとの連携も可能だ
出力調整 充電用USBポートは、出力を調整できる

240W通電対応のUSB 2.0 Type-Cケーブル

 「Anker Prime 高耐久ナイロン USB-C & USB-C ケーブル 240W」は、USB-IF認証を取得した240W通電対応のUSB 2.0 Type-Cケーブルだ。長さは90cmと1.8mの2種類を取りそろえ、標準価格は90cmが2790円、1.8mが2990円となる。両者共に、Amazon.co.jpでは200本限定で10%引きで販売される。

ケーブル 240W給電対応のUSB 2.0 Type-Cケーブルも用意した

 本ケーブルは、最大で240W(48V/5A)の電流に対応しており、将来登場するであろう高性能ノートPCの急速充電にも使用できる。データ転送面ではUSB 2.0に対応する。

 耐久性では、ナイロンケーブルを採用し、一般的なケーブルの約8倍となる約30万回の折り曲げに耐える設計となっている。これは、例えば1日8回の折り曲げを100年間続けても耐えうる計算だ。

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