Amazfit T-Rex 3は、オフラインマップに対応しているのが特徴の1つとなっている。登山やトレイルランニングなどで使用する等高線が表示された「コンターマップ」に加え、世界1万か所以上のゲレンデに対応した「スキーマップ」、道路や基本的な地形が表示された「ベースマップ」の3種類をダウンロードできる。
この他、「YAMAP」や「ヤマレコ」などの登山アプリからルート情報を記録したGPXファイルをインポートすれば、登山の際にT-Rex 3上でナビゲーションを行うことも可能だ。
コンターマップとスキーマップは、登山やスキーをする人でなければ必要になることはないと思うが、ベースマップはランニングやウォーキング時でも表示できる。地図を見ないといけない場所でランニングやウォーキングをする機会は少ないと思うが、出張先などで少し運動をしようと思った場合などには便利だろう。
マップのダウンロードはスマートフォンのZeppアプリ(Android 7.0以降/iOS 14以降対応)「マップの管理」から行う。ダウンロードする範囲などを選べるが、ダウンロードできるのは1エリアのみだ。旅行や出張などで頻繁に移動する人は、その都度ダウンロード作業が必要になるなお、当然のことながら、オフラインマップを使わなくてもGPSで経路の記録は可能だ。アウトドア向けをうたうだけあり、木々が生い茂る山の中でも正確な測位が行えるデュアルバンド円編波GPSアンテナ技術を搭載している。
アメリカのGPS、ロシアのGLONASS、EUのGalileo、中国の北斗(BeiDou)、日本のみちびき(QZSS)、インド周辺を対象としたNavIC(ナブアイシー)の6つの測位システムに対応し、世界中どこでも安定した測位が可能となっている。日本で使う限りはそこまで必要はないが、高精度な測位システムは、衛星からの信号を受信しづらいビルが密集する都市部でも安定してルートの記録を行えるはずだ。
Amazfit T-Rex 3は、登山やアウトドアに特化しているとはいえ、通常のスマートウォッチと同様にヘルスケア機能も備える。心拍数や血中酸素レベル、ストレスの24時間モニタリングだけでなく、睡眠計測にも対応する。
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