iPhone一体型キーボードケース「Clicks」で快適なキー操作を実現! しかし、あと一歩と感じる部分も……:「目指せ↑ワンランク上の仕事術」デジモノ探訪記(3/4 ページ)

» 2025年03月12日 12時00分 公開
[石黒直樹,ITmedia]
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意外と、カメラのシャッターが使いやすくなった

 Clicksを使っていて気づいたのが、カメラのシャッター操作が意外と使いやすくなったという点です。シャッター自体は画面上のシャッターを押しますが、物理キーボードによって支えとなる部分が増えたため、縦向きでも横向きでも、手ブレせずに安定してシャッターを切れるようなりました。

 逆に、iPhone16 Proで搭載されたカメラコントロールボタンは、壊滅的に使いづらくなります。位置、ボタンの操作共に扱いにくくなります。もっとも、元からあまり活用できていなかったので、筆者はデメリットだと感じてはいませんが……。

photo ちょうど良い位置にシャッターボタンが来るので、押しやすいです。両手持ちだとなおさらです

ショートカットが使えるのは、やはり良い

 物理キーボードならではのメリットとして、ショートカット操作が挙げられます。iOSでは外部キーボードを接続すると、Command+Cで「コピー」といったショートカット操作をできますが、要するにそれです。

 どれくらいショートカットキーがあるのかは詳しくは知らないのですが、以下のキーはよく使っています。

  • コピー/Command+C
  • ペースト/Command+V
  • カット/Command+X
  • 取り消し/Command+Z
  • ホーム画面に戻る/Command+H
  • Spotlight検索画面/Command+スペース
  • ブラウザでアドレスバーにフォーカスを当てる/Command+L
  • ページを下にスクロール/スペース
  • 逆スクロール/Shift+スペース
  • ページ内検索/Command+F
  • タブを閉じる/Command+W

 Kindleでのページ送りもスペースキーで可能です。画面ロックの解除も、何かキーを押せばFace ID認証が始まるので、画面へのタップは不要です。

 慣れてしまうと、やはり「物理キーボードはあると便利だ」と感じてしまいます。

完璧まで、もう一歩

 しかし、個人的に大きく残念な点があります。それは、専用のカーソルキーがないことです。物理キーボードのメリットとして、画面タップでは超操作しづらいカーソル移動を物理的なボタンで操作できる点があります。

 しかし……Clicksには、物理カーソルキーがないのです。

 カーソルモードという、WASDやIJKLをカーソルキーとして見立てるモードがあります。ただ、「123」キーと「コマンド」キーを同時に押してモードを切り替える必要があるので、利便性は低いです。

photo もちろん、できないよりは良いのですが……

 iOSの標準IME(オンスクリーンキーボード)にカーソルキーがないのは非常にストレスで、私はテキストを打ちやすいようにとカーソルキーが使えるアプリを作ったほどです。

→・「Simple Memo-Ultimate-」

 PCのように、サッとカーソル移動できるようにしたいものですね。

photo Shiftキーとカーソルキーが同時に使えれば、範囲選択も楽になるなど、さらなるメリットがあるはずです(Simple Memo-Ultimate-のスクリーンショットより)

 その他、ESCキーがないとか、「_」(アンダースコア)や「・」(中黒)のような記号の一部が入力できない(対応するキーがない)、といった問題もあります。やはり若干キーの数が足りない気がします。

 アンダースコアのような記号は辞書登録して変換するという方法で多少は逃げられますが、せっかくの物理キーなので簡単に入力したいところですね。

 既に大きいケースに、物理的に一段キーを増やしても大きな影響はないと思います。是非、今後のバージョンでカーソルキーを追加してほしいところです。

 使い勝手の面では、もう1点気になるところがありました。それは今、どの入力モード(English/日本語かな)になっているのか一目で分からないため、文字を入力してみないと判断できない点です。

 オンスクリーンキーボードの場合は表示されたキーボードで判断できますが、物理キーボードなので情報がありません。Dynamic Island(上部ノッチの部分)に入力モードが表示されるといったことが実現できたら面白いと感じました。

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