Clicks最大の魅力は、やはり物理キーボードが使えることです。というより、それ以外にメリットはありません。
キー配列や数字/記号入力に少し癖があるので、初めは少し慣れが必要です。しかし、ボタン自体が押しづらいということはなく、この小さなサイズでもしっかりと狙ったタイピングができるというのは素晴らしいと感じました。オンスクリーンキーボードとは雲泥の差です。
この手の製品は、日本語入力の使い勝手がイマイチなこともあります。しかし、ややクセはあるものの、「、」(読点)/「。」(句点)/「―」(長音) ?なども「123」キーを併用することで入力可能です。思っていた以上に、普通に日本語入力ができました。
物理キーボードの利点は他にもあります。オンスクリーンキーボードを表示せずとも入力できるため、アプリ画面が常にフルに表示されます。また、オンスクリーンキーボードが表示される際に起こる表示画面の移動がなく、「画面がピョコピョコ動かないだけでもストレスが軽減されるものなんだ」と改めて感じました。
キータイプ音は「カチカチ」というイメージで、個人的には心地いいです。しかし、それなりに音がするので、図書館や静かなカフェなどでは使いづらいです。電車などでは問題ありません。
サイズが大きいこともあって、片手で入力するのは無理です。両手持ちが基本のスタイルとなります。ただし、オンスクリーンキーボードも引き続き使えるので、フリック入力なども可能です。Clicksを装着することで、あくまで物理キーボードが純粋に追加されると考えればよいでしょう。
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