iPhoneの「ショートカット」アプリとの連携も可能です。事前に設定しておくことで、Clicksの任意のキーからショートカットが直接呼び出せます。これは工夫次第で大きな利便性が見いだせます。単純なところで、「特定のアプリを起動する」といった使い方もできるでしょう。
私はそこまでショートカットは使っていないのでほぼ未検証ですが、IoT家電の照明のコントロールや音楽操作などもできるのではないでしょうか。
なお、これらはClicksだからできるというわけではなく、iOSのフルキーボードアクセスの機能を使っています。そのため、別の外部キーボードでも実現は可能です。
文字入力のストレスが減ることで、仕事の効率も上がるでしょう。キーボードが必要だからiPad+キーボードカバーを持ち運んでいる方は、もしかしたらこのClicksで代替できるかもしれません。
また、Clicksを装着したからといってオンスクリーンキーボードが使えなくなるわけではないので、デメリットは本体が大きくなることくらいだと思います。私は大きさは許容できましたので、ずっと装着した状態で使っています。
しかし、最後に、大きな難点をお伝えします。今使っているiPhone専用サイズのケースとなるため、iPhoneを買い換えたら再度購入が必要ということで、コスパはかなり悪いです(iPhone 16 Pro Max向けは公式サイトで2万4800円)。
さらに、新機種が出てからいつClicksが発売されるか分からないので、毎年iPhoneを新機種に買い替えているようなヘビーユーザーは、発売してからしばらく物理キーボードがない状態で使うことになります。あまりに慣れすぎると困ってしまいそうです。
とはいえ、刺さる人には刺さる、上質な物理キーボードケース──慣れると手放せなくなります。
電子ペーパーで脅威のリフレッシュレート33Hz! 25.3型ディスプレイ「DASUNG Paperlike Color REVO」を試す
心地よいメモ書きから録音、ChatGPTによる要約、Kindleまで “仕事に使える”電子ペーパーAIスマートノート「iFLYTEK AINOTE Air 2」を試す
スマホサイズの電子ペーパーデバイス「BOOX Palma2」は、高い完成度で安定、しかし目新しさはあまりなし
2画面PC+2画面モバイルディスプレイ環境をZenBook DuoとEHOMEWEI XQ-160PWで作る
“ながら会議“にピッタリ! オープンイヤー型イヤフォン「Cleer ARC 3 Music Pro」
70%キーボードでも「REALFORCE RC」の質実剛健さは健在で魅力的 2画面PCとの組み合わせも最高ですCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.