スマホサイズの電子ペーパーデバイス「BOOX Palma2」は、高い完成度で安定、しかし目新しさはあまりなし:「目指せ↑ワンランク上の仕事術」デジモノ探訪記(1/2 ページ)

» 2025年01月17日 14時48分 公開
[石黒直樹,ITmedia]
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 2024年に発売したスマートフォンサイズの電子ペーパーデバイス「BOOX Palma」の後継機として、「BOOX Palma2」が登場しました。約1年という短いサイクルで新モデルがリリースされるので、まるで本当にスマホのような製品みたいです。

→・スマホサイズの電子ペーパー端末「BOOX Palma」を試す 片手読書も快適、だがあと一歩の惜しい点も

 「2」というナンバリングがなされていますが、実際の進化点は控えめです。内容は指紋認証機能の搭載と、AndroidのOSアップグレード(11→13)程度で、CPUは詳細が非公開ですが、前モデルの8コアと変わらず、メモリ6GB(LPPDDR4X)、ストレージ容量も128GBと変化はありません。価格は5万2800円で、前モデル(4万680円)から値上がりしています。

 電子ペーパーデバイス好きの私は前モデルを使用していますが、今回はBOOX Palma2の実機を試す機会を得たので、いろいろと触ってみました。

 正直、前モデルを所有しているユーザーにとっては、買い替える理由がほとんど見当たらないと感じました。しかし、これから購入を検討している方は、Palma2を積極的に選んで間違いはないでしょう。いつも通り、完成度は高いです。

photo デザインも前モデルと同様です

しっかりと使える電子ペーパーデバイス

 前モデルと比べると大きな進化はないものの、電子ペーパーデバイスとして十分な実用性を既に備えています。基本的な使い勝手は前モデルと同様なので、そちらのレビュー記事をご覧ください。

→・スマホサイズの電子ペーパー端末「BOOX Palma」を試す 片手読書も快適、だがあと一歩の惜しい点も

 電子ペーパーならではの目への優しさや、長いバッテリー駆動時間は健在です。ページめくりなどに使えるスマートボタンも搭載しており、読書デバイスとしてしっかりと役割を果たせるといえるでしょう。スマートボタンはクリック、ダブルクリック、長押しの3パターンに対応しているのもグッドです。

photo 同じ操作をするには、タッチ操作よりも物理ボタンが圧倒的に便利です

指紋認証は地味に便利

 今回の最大の目玉といえるのが、指紋認証機能の搭載です。電源ボタンに指紋センサーが内蔵されており、認識精度も一般的なスマホと同等だと感じます。

photo 私はスマホは左手で持つので、人差し指がちょうどよい位置に来ますが、右手で持つ方にはボタン位置が少し高いかもしれません

 大きなアップデート内容が指紋認証機能の搭載、と目にして「そこまで必要かな?」と思いましたが、実際に試用してみると、やはり生体認証は便利でした。

 電子ペーパーはその応答性の低さから、キーボード入力がどうしてもストレスです。入力はしっかりと受け付けているのですが、表示がワンテンポ遅れるので入力速度も落ちてしまいます。そのため、基本的に電子ペーパーで文字入力することは避けています。

 しかし、入力を避けられないのが各種パスワードの入力です。アプリもそうですし、ブラウジングしていても、ログインする際には必要になってきます。

 そこで活用したいのが、アプリ「1Password」のようなパスワードマネジャーです。指紋認証機能と連動してパスワードを自動入力できるようになるのですが、これは思ったより快適です。Webブラウジングの利用ハードルが下がったと感じました。

 指紋認証でスムーズにロック解除できるようになったことで、Palma2をより日常的に活用する機会が増えました。一昔前の電子ペーパーのイメージをお持ちの方はピンとこないかもしれませんが、Palma2は普通にブラウジングスクロールできるレベルに達しています。

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