Microsoftは10月16日(現地時間)、Copilotとエージェントの新機能を発表した。これにより、全てのWindows 11 PCが、Copilotを中心としたAI PCになるとしている。また、Windows 11を直感的でより安全に使いやすくするため、新機能と改善点も展開中だとして、その内容を発表した。
主な新機能と完全には、下記のようなものがある。
エクスプローラーでは、右クリックで画像の編集やドキュメントの要約などが行える「AIアクション」を追加。画像では、Bingビジュアル検索や背景ボカシ、オブジェクトの消去、背景の削除などが行える。また、Microsoft 365では、OneDriveなどに保存されているファイルを開くことなく要約を作成できる。
職場や学校のアカウントでサインインしているユーザーは、エクスプローラーの「Activity」列と「おすすめ」セクションに人物アイコンが表示され、誰が編集しているのかなどを確認できるようになる。
Discoverフィードがアップデートし、レイアウトが整理される。Copilotが厳選したストーリーも追加され、信頼できる要約/動画/画像などを包括的に閲覧できるようになる。
また、複数のダッシュボードを追加することで、ウィジェットを配置するスペースが拡大。左側に追加される新しいナビゲーションで、ダッシュボードやDiscoverフィードなどを簡単に切り替えられるようになる。
ロック画面でのウィジェットもアップデートされ、これまで「天気など」と呼ばれていたウィジェットは、今後は天気、ウォッチリスト、スポーツなど個別に選択できるようになる。
Windows Helloのビジュアルが刷新され、Windowsにサインインする際に最適な認証情報が自動的に優先されるようになる。パスキーや接続デバイスなどの認証オプションも簡単に切り替えられるようになる。また、パスキーマネージャーが1Passwordなどサードパーティーのものも選べるようになった。
OpenAIは10月21日(現地時間)、ChatGPTを中核とした新しいWebブラウザ「ChatGPT Atlas」をリリースした。現在はmacOSでのみ利用できる。
AtlasはChromeやEdgeと同じく、ChromiumベースのWebブラウザだ。ブックマークをはじめとする設定も既存ブラウザからインポートできる。Webサイトを開くと、ブラウザの右上に「ChatGPTに質問する」というボタンが表示され、そこからサイドバーにChatGPTを表示可能だ。開いているサイトの内容について質問したり、要約を依頼したりできる。
また、ブラウザメモリ機能により、訪問したサイトを記憶。必要なときに「先週見た求人情報を全て見つけて、面接の準備に使える業界動向のサマリーを作成してほしい」といった指示も行える。
この他、エージェントモードも利用可能だ。ブラウジング中の調査/分析、タスクの自動化、イベントの計画や予約の登録といった作業も行える。Atlas自体は無料ユーザーでも利用できるが、エージェントモードは、Plus/Pro/Businessの有料ユーザー向けにプレビュー版として提供されている。
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