日本シーゲートのNAS向けHDD「IronWolf Pro」シリーズで、現時点で最大容量となるのは30TBモデルの「ST30000NT011」だ。同社では、AIモデルトレーニングを含む大規模データ処理に強い「Exos M」シリーズにも30TBの「ST30000NM004K」が発売済みだ。
ついに1台で30TBという大容量が実現したわけで、みなさんは自宅にあるPCのストレージ容量はどの程度だろうか。我が家ではNASを使用しているが、1台の容量は16TBが最大で、その前に使っていたHDDは4TBだった。その4TBと30TBを比べると同じ大きさで容量が7.5倍となるモデルをチェックした。
今回借用したST30000NT011は、インタフェースがSATA(6Gbps)で回転数は7200rpm、キャッシュは512MB、CMR記録方式を採用している。MTBFは250万時間、5年の保証と3年間のデータ復旧サービスが付いてくる。
本製品はマルチベイ/マルチユーザーの商用NASおよびエンタープライズ用NAS向けに設計されており、常時稼働/常時アクセスに対応できるタフな設計や、内蔵RVセンサーがマルチベイ環境での振動検知と制御に対応し、安定した性能を発揮する。ちなみに、IronWolf Proシリーズは2TBから30TBまで、ほぼ2TB刻みで多数のモデルが用意されている。
30TBになったからといって、パッと見は従来モデルと変わらない。とはいえ、裏側の基板も最小限のサイズとなり、昔のHDDなどでは見られたデコボコが少ないのが分かる。コネクターはもちろんSATAだ。そして実測の重量は691g(公称値は約695g)だった。
本来はNAS向けのモデルだが、内蔵HDDとしても使えるので自作デスクトップPCに接続して使ってみた。
フォーマット直後の空き容量は27.2TBで、CrystalDiskInfo(ひよひよ氏作)ではSATA 6Gbps転送モードで動作しているのが分かる。
続いて、CrystalDiskMark(ひよひよ氏作)を使ってベンチマークテストを行った。16GiBと46GiBの結果だが、シーケンシャルのリードが毎秒283MB、シーケンシャルライトが毎秒284MB、ランダムだと4KQ32T1ではリードが毎秒2.93MB、ライトが毎秒3.02MBとなった。
ランダムは言うまでもなくSSDが有利だが、HDDとしては十分高速なシーケンシャル速度が出ている。
次にHD Tune Proを使用して全領域のリード速度をテストした。最大が毎秒286.5MB、最小で毎秒128.3MB だった。
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