Insta360 Japanは12月18日、クリエイター向けドローンの新ブランド「Antigravity」(アンチグラビティ)のドローン「Antigravity A1」を日本で発売した。価格は20万9000円から。
Antigravity A1は、本体の上下それぞれにレンズを配置し、飛行しながら死角のない360度映像を撮影できる。映像処理によってまるで空中にカメラだけが浮いているような没入感のある映像を撮影できるという。
レンズやプロペラはユーザーの手で交換可能で、破損時でもダウンタイムを削減できるという。
コントローラーは従来のスティック型送信機ではなく、VRゴーグルのような「没入型Visionゴーグル」と、片手で操作する「グリップモーションコントローラー」が標準で付属する。ゴーグルは重さ約340gで、1型のMicro OLEDディスプレイ(片眼2560×2560ピクセル)を搭載している。頭の動きに追従して視界を動かしながら操縦できる。バッテリー駆動時間は最大150分。
グリップコントローラーは手の動きを検知して機体を操作できるため、初心者でも直感的に操作できるとしている。こちらのバッテリー駆動時間は最大4時間。
標準バッテリー装着時の重量は約249gに抑えられており、日本をのぞく世界各国では、250g未満の機体として登録が不要だ。
日本では100gを超えるドローンを国土交通省に機体登録する必要がある。また、没入型Visionゴーグルを使った飛行は「目視外飛行」に分類される可能性が高く、別途、飛行許可や申請承認を得る必要がありそうだ。個人が趣味で気軽に飛ばすのはハードルが高い。この点については、追って報告したい。
また、ペイロード検知システムも搭載しており、不適切な物体の積載や違法な改造を検知した場合は動作しなくなる。同社は「楽しさ/創造性/探検心を広げるための存在として正しく使われ続けることが保証される」としている。
他にも指定したルートを自律飛行する「スカイパス」や、ワンタップで旋回やらせん状の飛行といった複雑な動きを実行する「スカイ・ジーニー」を搭載する。被写体を自動追尾する機能も備えており、単独での撮影も容易に行える。
製品ラインアップは以下の通りだ。
発売記念キャンペーンとして、12月18日午後8時から2026年1月3日午前0時までの期間中に対象バンドルを公式オンラインストアおよび認定ストアで購入すると、2万5000円相当の補償サービス「Antigravity Care(1年版)」が無料で付与される。
Insta360、8K/360度撮影対応ドローン「Antigravity A1」発表 デュアルレンズで本体消える 直感操作と専用ゴーグルで視点自在
Insta360が360度カメラドローンに進出、新ブランド名は“反重力” 249g以下、8K対応で簡単操作の新製品も予告
扱いやすい機能を凝縮したハイコスパなスマホジンバル「Insta360 Flow 2」 Proとの違いは?
1年で大幅進化した「Insta360 X5」先行レビュー センサー大型化と新映像エンジンの実力を“X4”と比較した
ついに8K対応した「Insta360 X4」の画質をX3と1インチ360度版で比較 今買うべき全天球カメラだと確信したCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.