Lenovoは1月6日(現地時間)、米ラスベガスで開催中の「CES 2026」にて、複数のコンセプトモデルを披露した。画面が物理的に変形する「ThinkPad」や、ウェアラブルデバイス、50ルクス程度の光で充電可能なキーボードやマウスなど、近未来のコンピューティングを象徴する製品群を披露している。
「ThinkPad Rollable XD Concept」は、巻取り式(ロールアップ)ディスプレイを搭載したモデルだ。通常時は13.3型のノートPCだが、画面が上方向へせり出すことで、縦長の16型ディスプレイに変形できる。
ディスプレイ部分は外折り構造で、天板部分に透明な「Corning Gorilla Glass Victus 2」を採用。蓋を閉じた状態でも、内部に巻き取られたディスプレイの一部が外側を向くことで、通知やAIアシスタントの情報を表示できるという。
ウェアラブルデバイスの分野では、重量が約45gのAIグラス「Lenovo AI Glasses Concept」を公開した。スマートフォンやPCとワイヤレス接続し、同社のAIエージェント「Lenovo Qira」(キラ)を通じて、視界に入ったものの画像認識や、1ms以下の低遅延なリアルタイム翻訳を提供するという。プレゼン用のプロンプター機能も備え、最大8時間の連続駆動が可能だ。
また、家庭内のあらゆるAI処理を担う「Lenovo Personal AI Hub Concept」(Project Kubit)も披露された。NVIDIAの「Grace Blackwell(GB10)」チップを2基搭載しており、ユーザーのあらゆるデータをエッジ側で解析/管理する「個人専用のAIサーバ」として機能するという。
周辺機器では、光で発電できる「Lenovo Self-Charging Kit Concept」を発表した。50ルクス程度の室内光で動作し、キーボードとマウスの両方で、充電を一切不要にする永久駆動を目指している。
さらに、キーボードのキータッチの感触をソフトウェアで変更できる「Lenovo Adaptable Keyboard Concept」も登場した。光学式のアクチュエーション制御により、ゲーム時には素早く軽いタッチ、仕事時には正確で重みのあるタッチへと、状況に応じてキーの重さや沈み込みを切り替えられるという。
Lenovoはこれらのコンセプトモデルについて「単なるコンセプトにとどまらず、AIが個人の生産性やウェルビーイングをいかに高めるかというビジョンを形にしたもの」(同社)としており、将来的な製品化への意欲を示している。
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