国立国会図書館のNDLラボは2月24日、一般的な家庭用PC環境で動作する軽量版OCRプログラム「NDLOCR-Lite」をGitHub上で公開した。
NDLラボはこれまでNVIDIAのGPUを必須とする「NDLOCR」を公開していたが、今回の「Lite」は軽量版として開発されており、GPU非搭載のノートPCなどでも利用可能となった。図書や雑誌の画像からテキストデータを作成できる他、従来版が不得意としていた英文や手書き文字の読み取りにも実験的に対応している。
本ソフトはデスクトップアプリケーションとして用意されており、マウス操作のみで操作できる。動作確認済みOSはWindows 11、macOS Sequoia、Ubuntu 22.04だ。ライセンスはCC BY 4.0で提供されている。
文化庁は2月24日、著作物などの円滑な利用を促進するための新たな取り組みとして、「分野横断権利情報検索システム」および「個人クリエイター等権利情報登録システム」を2月26日より公開し、運用を開始すると発表した。
これらは2026年4月に施行される「未管理著作物裁定制度」の運用に向けたシステムだ。同制度は、利用許諾に関する権利者の意思が確認できない著作物であっても、文化庁長官の裁定を受け、所定の補償金を支払うことで適法に利用できる仕組みだ。
「分野横断権利情報検索システム」は多岐にわたる分野の権利情報を横断的に検索できるプラットフォームとして機能し、「個人クリエイター等権利情報登録システム」ではクリエイター自身が権利情報をオンラインで集約し、利用可否の意思表示を行えるよう設計されている。また、3月5日にはニコニコ生放送で、コンテンツの利用促進方策などを解説する特別番組が配信される予定だ。
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