OSDメニューについても見ていこう。メニューは本体右側面のジョグダイヤルおよび電源ボタンを兼ねた「戻る」ボタンで操作する。OSDメニューのUIはこなれており、ジョグダイヤルで項目の上下移動、押し込んでの決定、戻るボタンでの上階層への移動と、目視なしでスムーズに操作できる。
OSDメニュー自体もオープニングロゴを非表示にできるなど、設定項目は多彩でカユいところに手が届く内容だ。メインメニューを表示せずにジョグダイヤルを上に倒すと輝度調整、下に倒すと音量調整といった具合に、利用頻度の高いメニューにはショートカットも用意されている。
以上のように、使い勝手はこなれており、ベゼルが狭いなど見た目のプラス要因はあるのだが、縦置きに非対応でフットプリントが広く狭い場所に設置しづらいなど、他社製品では普通にできることができない場合がある製品だ。HDMI接続を行う場合はケーブルを買い足さなくてはいけないのもマイナスといえる。
これが2〜3年前ならば、多少のウィークポイントは1万円台という安さで相殺できていたのだが、今や15.6型で1万円台半ばのモデルは複数の大手メーカーが用意しており、珍しさはない。一方で3年保証が標準で付いており、ユーザー登録をすると5年に延長される(ケースカバーは対象外)という点は他社にないポイントとして評価できる。
以上をまとめると、全体的にはやや決め手に欠けるというのが率直な評価だ。今回見てきたような弱点を許容でき、なおかつ価格面で他社と横並びという状況下で初めて、国内メーカーである同社のサポートが受けられるという強みが生きてくる、そんな製品だといえるだろう。
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