フルサイズHDMI端子&タッチ対応で実売3万円台! プリンストンの15.6型モバイルディスプレイ「PTF-M156T2」を試す:モバイルディスプレイの道(2/3 ページ)

» 2026年07月15日 12時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]
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パワーパススルーにも対応 縦置きは実質的に非対応

 では実際に使ってみよう。接続方法はHDMIもしくはUSB Type-Cで、後者はポートが2基あるが、機能的には同一なのでどちらに挿しても構わない。ただし、タッチ操作を利用する場合はUSB Type-Cで接続するか、もしくはHDMI接続で同時にUSB Standard-A→USB Type-Cケーブルを使ってPCとつなぐ必要がある。

 色合いは、デフォルトではやや青みが強い印象だ。必要に応じて色相や彩度を調整するか、色域を「ネイティブ」以外に変更すると効果があるようだ。なおUSB Type-C接続の場合はデフォルトの明るさが「30」に設定されるので、当初は暗く感じることがある。こちらについても手動で明るくすればよい。

接続方式はHDMIもしくはUSB Type-Cの二択だ 接続方式はHDMIもしくはUSB Type-Cの二択だ。HDMIでタッチ操作を行う場合はUSB接続も必須となる
レノボ・ジャパンの14型モバイルPC「ThinkPad X1 Carbon Gen9」(左)と比較 レノボ・ジャパンの14型モバイルPC「ThinkPad X1 Carbon Gen9」(左)と比較したところ。画面下のベゼルにやや厚みがあるため、ノートPCとは画面下部の高さがそろいやすい
斜め方向から見た場合に若干暗く感じることがある 斜め方向から見た場合に若干暗く感じることがある。とはいえ致命的というほどではない
ポートは側面に配置されており、ノートPCを並べた場合はコネクターが干渉しやすい ポートは側面に配置されており、ノートPCを並べた場合はコネクターが干渉しやすい
奥行きを取らない設計 奥行きを取らない設計のため、ノートPCと背中合わせにしてのプレゼン利用にも向く
10点マルチタッチ操作に対応する 10点のマルチタッチ操作に対応する。Windows 11などでタッチ操作が行える

 昨今のモバイルディスプレイのトレンドである、2基のUSB Type-Cポートを用いてのパワーパススルーにも対応している。試しに本製品に最大100W出力のUSB Power Delivery(PD)充電器を接続したところ、ノートPCからは45Wの電源に接続していると認識された。どうしても60W以上を確保したいという場合を除けば、実利用上は大きな問題はないだろう。

USB Type-Cポート2基を利用したパワーパススルーにも対応する USB Type-Cポート2基を利用したパワーパススルーにも対応する。試しに出力100WのUSB PD充電器に接続したところ、ノートPCからは45Wの電源に接続していると認識された

 一方で、本製品のウィークポイントは縦置きに対応していないことだ。もちろん外部スタンドなどを使って縦向きに置くこと自体は可能なのだが、標準では縦置きにするギミックを備えていないため、外出先などで縦置きで使いたい場合は外部スタンドを持ち歩かなくてはならない。

 外部スタンドを使った場合でも背面に段差があるせいでいまひとつ安定せず、縦置きだとケーブルが真上に突き出したり、OSDボタンが押せなくなったりといった問題も出てくる。実質的には横置き専用と考えた方がよいだろう。

外部スタンドを使えば立てて使うことは可能 外部スタンドを使えば立てて使うことは可能だが、背面の段差のせいで安定させるのが難しい。ケーブルが真上に突き出ることや、右側面のボタンが操作できなくなるのもネックだ

 OSDメニューについても見ていこう。OSDメニュー操作用のボタンは本体右側面に並んでいる。音量の大小ボタン、決定ボタン、戻るボタン(電源ボタン兼用)と実質4つのボタンがあり、操作性は極めて良好だ。

 メニューについても一般的な機能が用意されており、メインメニューを表示せずに音量ボタンを操作することで、明るさおよび音量をショートカットで操作することもできる。メニュー表示のフォントが多少気になるが、全体としては洗練されている印象だ。

OSDメニューは右側面のボタンで操作する OSDメニューは右側面のボタンで操作する。最下段の電源ボタンは「戻る」を兼ねている
メインメニュー メインメニュー。中華フォントが多少気になるがメニューのデザイン自体はオーソドックスで直感的に利用できる
前述のように、本製品は画面の青みがやや強い 前述のように、本製品は画面の青みがやや強い。「色相」「彩度」「色域」などで調整するのが効果的だ
メインメニューを表示しない状態で上ボタンを押すと、明るさ調整のメニューが表示される メインメニューを表示しない状態で上ボタンを押すと明るさ調整のメニューが表示される
メインメニューを表示しない状態で下ボタンを押すと、音量調整のメニューが表示される メインメニューを表示しない状態で下ボタンを押すと、音量調整のメニューが表示される

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