上下2画面で21型相当の圧倒的作業領域! 実売約7万円で手に入るサンコーの2画面モバイルディスプレイを試すモバイルディスプレイの道(1/3 ページ)

» 2026年08月20日 17時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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 サンコーの「15.6インチ上下2画面拡張デュアルモニター 4K」(PUHD26HBK)は、2画面タイプのモバイルディスプレイだ。1画面あたり15.6型、2画面合わせると21型相当の表示が可能で、4K対応な上に色域もsRGB 100%対応と、この手の製品の中ではスペックが充実していることが特徴だ。メーカーから機材を借用したので、レビューをお届けする。

サンコーの2画面モバイルディスプレイ「PUHD26HBK」。ボディーサイズ(折りたたみ時)は約355(幅)×23(奥行き)×215(厚さ)mmだ

2画面モデルながら4K対応 サポートする色域も広め

 まずは基本的な仕様をざっと押さえておこう。1画面あたりのサイズは15.6型で、つなげると21型相当になる。解像度は3840×2160ピクセル(アスペクト比16:9)、ノングレアで、タッチ操作には対応しない。

 視野角は170度で、リフレッシュレートは60Hz、最大輝度は300ニト、コントラスト比は1500:1、応答速度は25msとされている。色域はsRGB 100%と広く、本製品の大きな特徴となっている。

 ボディーは上下2つの画面がヒンジで連結された、2画面タイプではおなじみの構造で、ノートPCのように折りたためるだけでなく、背後に折り返して対面で利用することも可能だ。スタンドは背面に折りたためる設計で、持ち運び時も邪魔にならないが、横置きではその構造ゆえ完全な直立状態になる。基本は縦置きのみと考えた方がよい。

 接続方式はHDMIとUSB Type-Cに加えて、DisplayPortにも対応する。またイヤフォンジャックに加えてスピーカーを内蔵するなど、音声出力系は充実している。この他、背面には75mmピッチのVESAマウント穴を備えている。このあたりの仕様は、以前紹介した同社の23.8型×2画面モデル「DMBG25HBK-4K」と共通項が多い。

15.6型の画面が上下に並ぶ構造だ。ノングレアで映り込みが少ない
背面は同社の過去製品と同様、ワイヤー状のスタンドで支える構造となる
なるべく直立寄りに立てた状態。重心が低いためかこの状態でも安定性はそこそこある
上側のディスプレイを背後に倒して山折りにし、対面で使うこともできる
上下の画面はヒンジで連結されている。既存の2画面モデルと同様の設計だ
背面。下3分の2を占める突起部の外周をスタンドがぐるりと囲む構造だ
VESAマウント穴は75mmピッチとなる
スタンドは180度開くことができる
背面は段差がある構造だ。なお、スタンドを閉じた状態ではポートやボタンがふさがれた状態になる
左側面。USB Type-C端子とフルサイズのHDMI端子、DisplayPort端子も搭載するなど充実している
右側面にイヤフォンジャック、モード切り替えボタン、OSDメニュー操作用のボタンを備える
底面の直上にある段差部分にはスピーカー穴が配置されている

 重量は公称で約1.6kg、実測で1.724kgだった。モバイルディスプレイとしては重いが、2画面タイプでスタンド込みであればおおむね標準的と言っていいだろう。ちなみに素材は主にアルミを採用している。

 付属品としてHDMI、USB Type-C、DisplayPortの各方式に対応したケーブルと、USB Type-C仕様のACアダプターがセットになる。DisplayPortをサポートしていてもケーブルが付属しているケースはまれなので、そういった意味では充実している。

 一方、ケーブル直結型のACアダプターは最大出力が45Wと、外部デバイスへの給電にはやや心もとない出力となっている。詳しくは後述する。

重量は実測で1.724kgとずっしりしているが、サイズを考えると標準的だろう
付属品は3つの接続方式に応じたケーブルに加え、USB Type-C仕様のACアダプターもセットになる
DisplayPort対応製品は他にもあるが、DisplayPortケーブルまできちんと付属しているのは珍しい
USB Type-C仕様のACアダプターが付属する。ケーブル直結型で、2基あるUSB Type-Cポートの上側に接続しよう
ACアダプターの最大出力は45Wで、後述するパワーパススルーでの出力はやや心もとない
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