では実際に使ってみよう。接続方式はUSB Type-C/HDMI/DisplayPortの3択だ。2基あるUSB Type-Cポートは、試した限りデバイスとの接続には下側のポート、ACアダプターは上側のポートを利用するようだ。なお本製品ではこのACアダプターの利用は必須となっており、USB Type-Cケーブル1本での駆動はできないので気を付けたい。
本製品は、類似の2画面タイプのモバイルディスプレイと同様、複数の表示モードを備えている。
まずは、マルチディスプレイモードからだ。本製品の2つの画面を別々に用いるモードで、接続元のデバイスと合わせて3つの画面を利用する。また2台のデバイスで2画面の片方ずつを利用するというトリッキーな使い方も可能だ。
続いては、フルスクリーンモードだ。本製品の2つの画面を1つの大画面とみなして利用するモードとなる。縦置きだけでなく横倒しにして使うこともできるが、本製品は2画面連結状態では3840×4320ピクセルとほぼ正方形に近いアスペクト比なので、横にする必要性はあまりない。横置きだとボタンが押せなくなるデメリットも考慮すべきだろう。
最後にミラーモードだ。本製品の2つの画面に同じ内容を表示するモードで、本製品を背後に折り返して対面表示にし、向かいにいる相手と自分とで同じ画面を見るという、プレゼン用途に適したモードとなる。本製品を背後に折り返すと向かいの画面は自動的に天地が反転するため、手動で回転させる必要もない。
これらマルチディスプレイまたはミラー/フルスクリーンのモード切り替えは、側面のボタンによって行う。この手の製品では、切り替えがスライドスイッチだったり、あるいはOSDメニューからの操作だったりと製品ごとに異なるが、本製品はボタンを押すだけのシンプル操作だ。
スライドスイッチほど直感的ではなく、切り替えが完了するまでワンテンポ待たされるが、OSDメニューをわざわざ開く手間がかからないのはよい。
ベゼル幅も内側外側ともにスリムで、前述のフルスクリーンモードで上下の画面をつなげて使っている場合も、あまり気にならない。といっても、あくまで「他製品と比べて」ではあるのだが、他社ではなぜか内側のベゼルの方が厚みがある製品もあったりするので、意識せずに使えるというだけでも優秀だ。
なお本製品はパワーパススルーにも対応しているが、本製品付属のACアダプターは出力が45W止まりなので、ノートPCを接続した場合、供給可能な電力は15Wにとどまる。付属のACアダプターの代わりに最大出力100WのUSB Power Delivery(PD)充電器を接続すれば、60W程度の供給は可能なことを確認したが、本製品は付属のACアダプター以外は使用しないよう書かれており、利用する場合は自己責任となる。
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