一通り楽曲再生を楽しめたので、次はUSB DACとしての使い勝手も見ていこう。
接続方法はシンプルで、OTG対応のUSB Type-Cポートを備えたスマートフォンやタブレット、PCとケーブルでつなぐだけで完了する。ただしWindows PCで使用する際は、あらかじめ専用ドライバの導入が必要だ。
一方、スマートフォンの接続時には注意が必要だ。端末の給電能力不足により「接続と切断」を繰り返す現象や、本機をモバイルバッテリーと誤認識してバッテリーを消費しようとする挙動が一部モデルで観察された。
なお、手元の検証機のうち、サムスン電子「Galaxy Z Flip7」およびApple「iPhone 16」では支障なくUSB DACとして動作した。
手持ちの折りたたみスマホ「Galaxy Z Flip7」ではうまくいった。ちなみに「Galaxy S25」を接続すると、Snowsky DISCから電力を奪おうとするため、USB DACを試せなかった専用ドライバをセットアップしたWindows PCにて、Google ドライブ上のハイレゾ音源を直接再生してみたところ、高解像度ならではの濃密なサウンドが広がり、思わず息をのむほどであった。
AirPlayを利用する際は、再生機器と本機を同一ネットワークへ接続する必要がある。Snowsky DISC側のWi-Fi機能は2.4GHz帯のみ対応となるため、ルーター側で5GHz帯や6GHz帯とSSIDを分けて設定している場合は接続先に注意しよう。
AirPlayの操作は至ってスムーズだ。iPhone 16の画面右上から下へスワイプしてコントロールセンターを開き、再生コントロール内の出力アイコンから再生先にSnowsky DISCを指定するだけで連携が完了する。
設定完了後は、Snowsky DISCに接続したイヤフォンからクリアなサウンドが出力される。
注意すべき点として、USB DAC機能やAirPlayの利用時にはBluetoothイヤフォン/ヘッドフォンへ音声出力できない仕様が挙げられる。本体のmicroSDメモリカード内楽曲を再生する際はワイヤレス出力が可能だが、外部機器を音源とする場合は有線接続のみの対応となる。
Bluetooth接続の安定性やスマートフォンとの互換性などいくつかの課題も見受けられるが、これらは今後のファームウェアアップデートでの改善が期待される。
とはいえ、約1万8000円という手頃な価格帯でありながら、手のひらサイズでハイレゾ再生やUSB DAC機能をこなす汎用(はんよう)性の高さには感心させられる。ポータブル音楽プレーヤーとしての活用にとどまらず、内蔵スピーカーの音質に物足りなさを感じるPCのサウンド環境強化にも一役買ってくれるはずだ。
高額なポータブルオーディオプレーヤーの導入をためらっていた層や、USB DACの導入を検討しつつ機種選びに迷っていたユーザーにとって、軽量コンパクトでデザインにも優れたSnowsky DISCは有力な選択肢の1つとなるだろう。
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