ついこの間まで“昭和レトロ”に人気が集まっていたかと思ったら、今や“平成レトロ”である。昭和生まれの筆者にとっては「平成で、何がレトロじゃ」と考えなくもないが、そもそも平成は31年以上も続いたので、平成元年に生まれた人は2025年に36歳を迎えている。時間の流れは何と早いものか。
そんな中、カセットテーププレーヤーのような見た目の小型ハイレゾプレーヤー「Snowsky ECHO MINI」(以下、ECHO MINI)がFIIOから発売された。どのような製品なのか、チェックしてみよう。
なお、本機の実売価格は1万780円となり、別売の専用保護ケース(FIO-SK-SSEMINI-B)は2200円で発売されている。
ECHO MINIは、見た目がカセットテーププレーヤーのようなハイレゾミュージックプレーヤーだ。サイズは実測値で80(幅)×53(奥行き)×13(高さ)mmで、カセットテープ単体より若干コンパクトだ。重さは54.1gだった。
実は先行でブラックバージョンが販売されていたが、10月3日にブルー、ピンク、チタニウムゴールドのカラーが追加された。評価機はピンクだ。
ストレージ容量は8GBで、仮にハイレゾ楽曲が1曲あたり約200MBと仮定すると、約40曲保存できることになる。最大256GBのmicroSDメモリーカードにも対応するので、さらに多くの楽曲を持ち歩けるだろう。
対応サンプリングレートはDSDで64/128/256、WAVで24bit/192kHz、FLACで24bit/192kHz、APEで24bit/96kHzだ。その他に対応する再生ファイル形式はMP3、M4A、OGGとなっており、ハイレゾ音源が存在しないアーティストの楽曲も再生できる。
さらにイヤフォンジャックとして3.5mmシングル/4.4mmバランス出力端子を備えている他、Bluetoothにも対応している。なお、BluetoothコーデックはSBCのみとなり、音質を重視する場合は有線で使うことになるだろう。内蔵バッテリーで最大15時間の再生を行える。本体への充電は、付属のUSBケーブルを利用する。
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