懐かしのカセットテープ音源が蘇るぅ! サンワの多機能ラジカセ「400-MEDI050シリーズ」を試す(1/3 ページ)

» 2025年09月25日 12時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
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 今から40年以上前、筆者がとあるアーティストのファンだということに気付いた父親が、カセットテープのアルバム(という概念も希薄化しているが)を買ってプレゼントしてくれたことがある。

 欲しかったのは、それよりずっと前にリリースされていたものだったが、父親なりに、そのアーティストの最新アルバム(カセットテープだけど)を探して買ってきてくれたのだろう。

 これらの磁気テープは、ちょっとしたことでデータを失ってしまうし、磁気ヘッドとの物理的な接触により幾度となく再生することで劣化してしまうというリスクを抱えている。

 それを半永久的に再生可能なデジタルデータとして保存できるのが、サンワダイレクトで販売しているBluetooth搭載の多機能ラジカセ&カセット変換デジタル保存プレイヤー「400-MEDI050シリーズ」だ。

 同社の直販価格だと1万3800円の実機をメーカーから借り受けたので、使い勝手などをレビューしていく。

「400-MEDI050BK」 見た目からしてラジカセの「400-MEDI050BK」

懐かしのラジカセルックでテンションが上がる!

 400-MEDI050シリーズには、ブラックとレッドのカラーバリエーションがある。今回使ったのはブラックで、正式な製品名は「400-MEDI050BK」となる。製品情報ページの写真で見る限り、どちらの色であっても懐かしい面持ちである。欲をいえば、ダブルラジカセ仕様だったらさらにテンションが上がっただろう。

400-MEDI050シリーズ 400-MEDI050シリーズのブラックとレッド(400-MEDI050R/画像はプレスリリースより)
400-MEDI050BK 正面から見たところ。懐かしい面持ちだ
400-MEDI050BKとケーブル 専用の電源ケーブルが付属する
400-MEDI050BKの天面 400-MEDI050BKの天面。ほぼ一般的なラジカセと同様の操作ボタンが並ぶ
左側面 左側面にはUSB端子とSDメモリーカードスロットがある
右側面 右側面には3.5mmのヘッドフォンジャックを搭載する
背面 背面には乾電池ボックスと電源ソケットがある
FMロッドアンテナ FMラジオを聞きたいときは、このロッドアンテナを立てて伸ばそう

 それはさておき、本製品の機能概要を紹介しよう。音源として使えるのはカセットテープに保存したアナログ音源の他、USBフラッシュメモリやSDメモリーカード内のMP3音源、FM/AMラジオ、Bluetoothで接続したPCやスマートフォンなどだ。

 カセットテープ用操作部と、Bluetooth/SDメモリーカード/USBフラッシュメモリ操作部(以下、デジタル操作部)が分かれている上、ラジオ/「テープ/OFF」/「USB/SD/Bluetooth」切り替えダイヤルがあるので、意図しない音源での再生を防ぐことができる。なお、オートリバース機能は非搭載だ。

カセット操作部 カセット操作部
デジタル操作部 デジタル操作部。上にあるのはボリュームダイヤルと低音を調整するためのBASS用ダイヤルだ
ファンクションスイッチとチューニングつまみ 音源を切り替えるためのファンクションスイッチとラジオの選局を行うチューニングダイヤル。なお、テープとOFFが一緒に表示されているのは、ファンクションをテープ切り替えると、電源がOFFになるという意味だ
周波数表示 周波数表示部は完全アナログだ。なんともノスタルジックな気分にさせてくれる

 カセットテープからUSB フラッシュメモリやSDカードに録音できる他、内蔵マイクで集音したものをカセットテープ/USB フラッシュメモリ/SDメモリーカードへ録音することも可能だ。なお、マイクはボディーの左右にありステレオ録音が可能だ。

マイク 外部音源を取り込むためのマイク

 電源はAC電源の他に単2形乾電池4本(別売)でも動作すので、「出先で使いたい!」というニーズにもかなうだろう。

乾電池ボックス 乾電池ボックスには単2形乾電池を4本入れる。ボックス内上に1本、下に3本だ

 ちょっとした集まりに持って行けば、「うわぁ、懐かしい!」と盛り上がること間違いなしだ。では、さっそく使ってみよう。

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