VITURE Pro 2は、左右それぞれに視度調整用のダイヤルを備えています。調整範囲は0〜−5.0Dです。大まかに言えば、視力0.05くらいの人の目にも合わせられます。
普段はメガネを使っている筆者も、メガネを外してPro 2を装着し、片目ずつダイヤルを回していけば、すぐにピントを合わせられました。
ただし、この機構は乱視の補正はできません。これは機構上、仕方のないところ。筆者も乱視の持ち主です。実用上はかなり満足できましたが、さらに乱視が強い人や、この調整範囲では視力に合わない人は、度付きのインサートレンズを使うことになります。
ピントを追い込んだ上で見えてくる映像は中央部だけでなく、周辺部までシャープです。PCと接続してGoogle ドキュメントを開いて原稿を書いてみても、文字の輪郭そのものがピチッと決まっています。これは新幹線などでの移動中にも仕事が進むディスプレイですよ……。
発色も、いいですね……。特に分かりやすいのが赤色です。量販店やショールームで大型テレビの展示を見ると、花のズームアップなどキャッチーな赤色を魅せるシーンを映し出していることがありますが、まさにそんな感じ。
ディスプレイの輝度や色再現のクオリティーチェックに赤は欠かせないってことが分かります。事実、ゲーム画面などで鮮やかな赤が表示されると、VITURE Pro 2の明るさと発色の強さがはっきり分かります。ゲーム「NTE(Neverness to Everness)」のような派手な色を多用するアクションゲームとの相性は抜群ですね。
アクションゲームやレーシングゲームで遊ぶなら、筆者はVITURE Beastを選びます。ゲームに集中していると、自分ではじっとしているつもりでも身体は動きますよね? レーシングゲームのコーナーにあわせて上半身が傾いたり、アクションゲームで敵を追うように頭が動いたりすることがありますよね。
VITURE Beastでは、そうした身体の動きに対して3DoFによる画面固定やSmooth Followが効きます。身体が動いてもゲーム画面との位置関係が安定するので、プレイ中の映像が見やすいのです。
しかし、オープンワールドゲームやカジュアルゲームでは、VITURE Pro 2でも問題なし。専用アプリ「SpaceWalker」を介さずに0DoF状態で使っても、画面は見やすいし、ゲーム「サイバーパンク2077」をプレイすれば、近未来の都市に遊びにきたうれしさや楽しさでいっぱいです。
これは映画やアニメを見る時も同じ。画面がグラスに追従するスタイルでもバッチリ。満足できます。
映画やアニメを見る、操作の忙しくないオープンワールドゲームを遊ぶ、カジュアルゲームを楽しむといった使い方なら、Pro 2でも十分でした。
グラスを装着して正面の映像を見続けるだけなら、3DoFがなくても困る場面は多くありません。
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