Aladdin X3 Laser 4Kは天井に固定設置する構造上、スクリーンの位置に合わせて本体を動かすことはできない。モバイルプロジェクターのようなレイアウトフリーの運用は難しく、基本的には設置位置周辺の壁面やスクリーンへ投影する仕様となる。
一見すると設置の自由度が低く感じられるが、決してそんなことはない。短焦点レンズを採用しているため、100型の大画面でも本体中央から壁まで約1.77mの距離があれば投影可能だ。一般的なモデルのように2m以上の距離を確保する必要がなく、限られた室内空間でも容易に大画面を実現できる。
投影位置の調整機能も極めて充実している。レンズは上下最大32度まで可動し、100型投影時なら画質を落とすことなく位置を1.05m下げられる。これにより、天井の梁(はり)などを回避した柔軟なセッティングが可能だ。
さらにデジタル補正機能を使えば、画面サイズの縮小に加え、縮小時に限って画面を左右にシフトさせることもできる。室内の家具や障害物をかわして壁面へ映像を投写する際に重宝する機能だ。
筆者のテスト環境では壁の前にスクリーンをつるしているが、押し入れの干渉によりスクリーン格納時の大画面投影が難しい。スクリーン用の大画面設定と障害物を避ける壁面用設定の2つをメモリに記憶させ、ワンタッチで切り替えられる機能があれば、利便性はさらに高まるはずだ。
照明器具としての性能向上も見逃せない。照明モードの明るさは最高5500ルーメンに達し、最大14畳(約23平方メートル)の広さに対応する。従来モデルが8畳用(3800ルーメン)だった点を考慮すると、広いリビングでも十分な明るさを確保できる進歩を遂げた。
調光と調色はそれぞれ100段階、組み合わせで1万通りに及ぶ細かい調整が行える。電球色から昼白色まで幅広い色温度をカバーしており、時間帯や生活シーンに応じた最適な明かりを作り出せる。
朝は爽やかな昼白色、夕食時は落ち着いた暖色系、映画鑑賞時は照度を落とすといった切り替えもリモコン1つでスムーズに行える。「ライトメモリー」ボタンでお気に入りの点灯状態をワンタッチ記憶できる点も実用的だ。
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