PFUは10月22日、同社のプログラマー向けキーボード「Happy Hacking Keyboard(HHKB)」の誕生30周年記念モデル「HHKB Professional Elite」を数量限定で販売することを発表した。日本では公式直販サイト「PFUダイレクト本店」で250台、中国では公式総代理店である外接天下のWebサイトで50台の計300台限定で、日本における販売価格は33万円となる。
HHKB Professional Eliteは、初代HHKBの発売から30年を迎えて「最高峰のHHKBとは何か?」と問い直した結果生まれたという。ブランドの“原点”を振り返る観点から、製品名には初代HHKBの開発コード名「Elite」を冠した。
ボディーデザインはTENTとの協業によって作られたもので、「使うときの心地よさ」と「使わないときにもそばに置きたくなる存在感」の両立を目指したという。ボディーは一塊のアルミニウムを削り出して作られたもので、表面にはブラスト加工を施し、アルマイト染色を行っている。アルミニウムの削り出しとしたのは、快適なキータイプのために剛性を確保するためだ。
“原点”を意識したこともあり、キー配列は英語(ASCII)のみとなる。よって方向キーも備えない。キースイッチはHHKBではおなじみの静電容量無接点方式で、静音性を高めた「Type-S」を採用している(押下圧45g)。タイプした際の感触や音にこだわる観点から、ボディーに合わせてスイッチのマウント構造も見直した。
タイプ面の傾斜角を調整するレッグパーツ(足)は組み替え式で、2種類が付属する。本体とレッグパーツには凹凸(おうとつ)が設けられており、レッグパーツを組み込む向きを変えることで角度を4段階で調整する仕組みだ。
本製品は、付属するキートップの「刻印の有無」と「カラー(墨/白/雪)」の組み合わせで計6モデルが用意されている。「白」と「雪」の違いは機能キーの色で、白は機能キーが灰色であるのに対して、雪は機能キーも白色になっている。
本体底面には「リミテッド番号」がレーザー刻印される他、記念のオーナーズカードも付属する。HHKBらしいハードウェアベースの「DIPスイッチ」も備えているが、アルミニウム製のパネルで隠されている。
本製品は有線(USB)接続専用で、ワイヤレス(Bluetooth)接続には対応しない。USBケーブルは着脱可能で、USB Type-Cケーブルが1本付属する。
底面のDIPスイッチもアルミニウム製のパネルで隠されている。製品ロゴの下にはリミテッド番号がレーザー刻印される。「え、300台限定なのにもう3台も作っているの?」と思うかもしれないが、これは検証/デモンストレーション用に印字されたもので、出荷品はきちんと「1」から始まるという冒頭で述べた通り、日本におけるHHKB Professional Eliteは250台限定販売となる。そのうち最大200台は抽選販売で、残りの台数(少なくとも50台)は先着順の一般販売となる。販売に関するスケジュールは以下の通りだ。
一般販売を経ても販売台数が残っている場合は、最長で2027年6月30日まで販売を継続する。ただし、その場合でも予定台数に到達した時点で販売を終了する。
(※1)本製品は受注生産扱いとなるため、一般販売分は注文から4〜5カ月程度で出荷となる
PFUは12月1日、コクヨの東京品川オフィス(東京都港区)にある「THE CAMPUS HALL "CORE"」でユーザー交流イベント「HHKB ユーザーミートアップ Vol.10」を開催する。
このイベントはHHKBの開発のきっかけとなった和田英一氏(東京大学名誉教授/IIJ技術研究所顧問)をスペシャルゲストとして迎え、HHKB Professional Eliteの実機も展示される。イベントは先着100人が参加可能で、詳細は10月29日に公開されるWebサイトで案内される。
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