d.85%
東京ガスによると、ガスコージェネレーションシステムのエネルギー効率は70〜85%。内訳は電気エネルギーが30〜42%。熱エネルギーが30〜55%。そして、利用不可能な廃熱が15〜30%となる。
一方、一般的な火力発電所におけるエネルギー利用効率は40%程度。発電時に42%の電気エネルギーを得られるが発生する熱は利用しないので、58%のエネルギーを捨てている。さらに、発電所から需要家まで送電する際に電気エネルギーを2%ほど失う。
東日本大震災後、電力供給体制が安定しないため、工場やビルにガスコージェネレーションシステムを導入する例が増えている。2011年度の企業向けガスコージェネレーションシステムの出荷金額は前年度の2倍以上に上がった。今後もガスコージェネレーションシステムは市場規模を拡大していくという予測もある。
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