積水化学工業は全国9カ所の工場に太陽光発電システムを設置すると発表した。2013年9月には9カ所すべてで発電を開始する予定だ。
今回の計画では基本的に工場の屋根に太陽光発電システムを設置することになっているが、一部の工場では未利用地に設置する。具体的には東北セキスイハイムでは一部を未利用地に設置し、九州積水工業と滋賀水口工場(図1)ではすべてを未利用地に設置する。
9カ所に設置する太陽光発電システムの規模は最大出力にして250kW〜1590kWとさまざま。図2は設置する工場の名称、所在地、太陽光発電システムの出力をまとめたものだ。すべての太陽光発電システムの最大出力を合計すると8.2MWを超える。
積水化学工業は2013年4月から設置工事を始め、9月には9カ所すべてで発電を開始することを予定している。発電した電力は固定価格買取制度を利用して、全量電力会社に売却する。
固定価格買取制度を利用するために必要な経済産業省の設備認定と、電力会社との系統連系協議は2012年度中に完了する予定。1kWh当たり42円で売電できる見通しだ。
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